語る、また語る

いつもにプラスα

 本サイトのリンクから商品を購入すると、本サイトに収益の一部が還元されます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

ニ、煮、似

お正月らしいもので、つくる料理は二品だけである。筑前煮とお雑煮だ。筑前煮はスタンダードなもの。ふだんはあまり食材として使われないごぼうも、このときばかりは大活躍。大量につくっておけば、数日は持つから、楽ができる。お雑煮は、わたしが関東の生…

小石のゆくえ

子どもがもっと小さかったころ、「あげる」といって小石をくれた。今でもたまにもらう。変わった形やきれいな楕円の石、珍しい色の石。まったくもって普通の石。それらをまとめて紙コップやらビニル袋にいれたものが、玄関の靴箱にある。なんとなく捨てられ…

年末の善行、いえ、暇つぶしです。

ペットボトル、飴の包み紙、煙草の吸殻、フードパックがいくつか。レシート、パピコの空容器、韓国海苔のパック。子どもと公園のゴミ拾いをしたときに、落ちていたものである。まあ、ふつう。もう少しパンチのあるものが、あったらおもしろかったのですが。…

ものが過去と結びついているけど、あえて捨てない

あるものに、自分にとってはよくない過去が結びついていることがある。思い出なんて言いたくはない。思い出ってどちらかというと、ポジティブなひびきだと思っていて、過去とか経験とかくらいでちょうどいい。そのもの自体は、今を豊かにしてくれる、すばら…

もう戻れないとわかっているから

小学一年生の長男の冬休みの宿題、体力づくりのための「なわとび」がある。寒空の下、何回とべたか数える係をしていたけれど、なんだか楽しそうだったから、わたしもやってみることにした。数年前に運動のためにと買ってみた大人用なわとび。前両足とび、で…

The Beths(ザ・ベス)「Your side」意訳~素直な恋~

ニュージーランドのインディーロックバンドThe Beths(ザ・ベス)の「Your side 」、意訳です。3rdアルバム「Expert In A Dying Field」の4曲目です。 素直な恋を歌っています。 Your sidelyrics : Elizabeth StokesIf this is love why'd you have to leave…

クリスマスイブだ、ラップだ~KICK THE CAN CREW「Christmas Eve Rap」~

クリスマスが近づいてきて、今年聴きたくなったのはこれ。KICK THE CAN CREWの「Christmas Eve Rap」。 www.youtube.com かの有名な山下達郎さんのカバーアレンジである。意中の人とではなく、変わらない仲間と過ごす、賑やかではあるけれど、ちょっぴりさみ…

ブログ1周年の朝に

昨年の今日、ブログを開設した。衝動的に。思い立ったが吉日。それが12月23日だった。読んでくださる方に支えられて、1年間続けることができた。ブログを読んだり、コメントをやりとりしたりしていると、学べることがたくさんある。ブログをとおしてできたつ…

3キロ以上はやせている~わたし流、やったこと5つ~

体重を減らした一年だった。はじめのうちの記録がないので、どのくらいやせたのかがはっきりしないが、確実に3キロ以上はやせている。ウエストなどは、目に見えて変わっている。わたしは骨格が「華奢」からはほど遠いため、線は細くはならないのだが、余分な…

The Beths(ザ・ベス)「Silence is Golden」意訳~音がありすぎることの弊害~

ニュージーランドのインディーロックバンドThe Beths(ザ・ベス)の「Silence is Golden 」、意訳です。3rdアルバム「Expert In A Dying Field」の3曲目です。発想が奇抜だ。 Silence is Goldenlyrics : Elizabeth StokesI wish that I could freeze timeGo …

ブログ読んでほしい欲の波

ブログを書く身として、読んでほしいという欲は少なからずある。けれども、ブログを続けているとその欲が強いときと、そうでもないときがある。強いときは毎日でも更新する。でも弱いときは更新頻度は減る。以前に、あくまでもわたしのブログを書く原動力は…

The Beths(ザ・ベス)「Knees Deep」意訳~やるなら今だ~

ニュージーランドのインディーロックバンドThe Beths(ザ・ベス)の「Knees Deep」、意訳です。3rdアルバム「Expert In A Dying Field」の2曲目です。むずかしかった。 Knees Deeplyrics : Elizabeth StokesWatching light through waterI want to bend the …

The Beths(ザ・ベス)「Expert In A Dying Field 」意訳~生にひたむきであれ~

ニュージーランドのインディーロックバンドThe Beths(ザ・ベス)の「Expert In A Dying Field 」、意訳です。3rdアルバム「Expert In A Dying Field」のタイトル・トラック。かなり自由にやりました。 Expert In A Dying Fieldlyrics : Elizabeth StokesCan…

吉野弘さんの詩「歩く」と「刃」~やさしくて、尖っている~

詩人の吉野弘さんは、「祝婚歌」や「奈々子に」といったやさしい作品がよく知られているイメージだ。*1たとえば、この「歩く」なんてのも、清らかな情景にあふれた、言葉がキラリと光るような詩で、わたしは気に入っている。 太陽を睫ではじきながら歩く太陽…

The Bethsを見つけた!~ニュージーランドのインディーバンド~

YouTubeで発見した、ニュージーランドのインディーバンド、The Beths(ザ・ベス)。サムネイルの視線に吸い込まれるように、興味が湧きました。「Expert In A Dying Field」は、自然体なボーカルと聴かせるコーラスが絡み合い、ライブ感のあるこなれた曲にな…

混ざりあうブログたち

わたしは、日々ブログを書くだけではなく、読みもしている。いろいろなブログを読んで、何かしら思ったり、発見したり、気づきがあったりする。これらは、意識できることである。それに加えてあると思うのが、無意識への働きかけである。読んで受け取った意…

冬がきた

冬のにおいというものがある。空気が澄んでいて、冷たくて、寒いにおい。秋のにおいも好きだけど、冬のにおいも好きだな。冬は、星空が美しいといわれる。すぐ見つけられるのは、オリオン座。あのみっつの星が目印。田舎だから星もよく見える。家のなかのあ…

吉野弘「奈々子に」~子どもたちへ、大人たちへ~

子育てをしていると、自分は現役ではあるのだけれど、一方でもう引き渡す側でもあるのだと感じることが多々ある。子どもたちのエネルギーがすごすぎて、冗談ではなく、命を削って、彼らと過ごしている気がしてくる。そんな子どもたちに、いつか読ませたい詩…

違和感を紛らわす

人づきあいとは、こちらが何らかのアクションをしたら、相手からも返ってくることの繰り返しである。人は自分とは違うとわかっているけれど、どうもこう変化球というか、思っても見なかったリアクションがあると、なんかこう、違和感だ。「そうきたか」とい…

音楽とか本とか、ブログに書く前にレビューは見ない

聴いた音楽とか、読んだ本とか、観た映画とか、インターネット上でレビューが見れたりする。自分が音楽や本や映画について、ブログに書こうとするとき、わたしはあえてレビューは見ないようにしている。的外れなことを書いてしまうのではという心配や自分以…

the brilliant greenアルバム「BLACKOUT」~鬱屈を越えて突き抜ける~

久しぶりにthe brilliant green(以下ブリグリ)を聴いている。ブリグリといえば、1998年にリリースの「There will be love there-愛のある場所-」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれない。ドラマ主題歌になったことから、徐々に知られるようになり、…

読まれるブログ、読まれないブログ

ブログを書いていて、これは読まれそうだなとか、これはあんまりとか、あらかじめ予想してしまったりする。だいたい、ブログについて書いたときは、けっこう読まれる傾向があって、感じたことについてはまあまあで、音楽や読んだ本については、それなりとい…

ブログとTwitter、同じだけど違う人

はてなブログをされている方で、Twitterもされている方がいる。わたしはTwitterをやっておらず、気が向いたら見るくらいなのだが、どうもブログとTwitterでその方のイメージの違いを感じることが多い。長めの文章を書かれている方が、Twitterに短文を投稿さ…

吉野弘「犬とサラリーマン」~ただそばにいるだけで~

何も話さなくてもいい。ただそばいるだけでいい。読み終えたあとに、少しのぬくもりと、哀愁を感じる詩がある。吉野弘さんの「犬とサラリーマン」だ。 また来た。ビスケットを投げたが やっぱり食わない。黙って僕を見つめている。 始めて来たとき 魚の骨を…

吉野弘「祝婚歌」~詩との戯れ~

30代半ばになって、詩を読むようになった。詩は短い時間で読むことができ、何かしらのエッセンスのようなものをサクッと得ることができる。たまに、何を表わしているのか、まったくわからないものもある。でも、そのときは「わからない」こと自体を楽しむ。…

思い出話が好きだけど

思い出話をするのが好きである。気をつけていないと、ブログがすべて思い出話になってしまいそうなので、意識して「今」のことも書くようにしている。とはいっても、日記などは、思い出ほど熟成されていないにしろ、「過去のこと」であることに変わりはない…

そのひらめきの見つけ方

わたしは音楽のことと、日々感じたことをブログに綴っている。音楽のことは、完全に自分の中で完結しているというか、聴いたものについて、誰かに話したりということはあまりしない。同じ音楽が好きという知り合いがいないからというのと、わたしが自分から…

ブログを書き終えたあとのブログ

文章を書くというのは、それなりにエネルギーがいる。少し書いたら、休憩がいる。書くことを生業にしている小説家やライター、もちろんブロガーの方は、こんなもんじゃない文章量を書いてらっしゃるんだろうから、想像しただけで圧倒されてしまう。わたしは…

重々

わたしは寒がりである。だからとにかく、冬は着込む。コットンの肌ざわりが好きなので、トップスはコットンのものを着る。それに風を通さないカーディガンなどを羽織る。さらにフリースを、その上からボアのゆったりしたガウンとベストのようなものを重ねる…

男の友情、女の絆

7歳と4歳の子どもがいる。それなりにやんちゃな男たちである。いつもかなり賑やかなので、もう少し静かにしてほしいのであるが、この組み合わせが、もし、兄と妹、姉と弟だったらどうなったかなと思うこともある。わたしには弟が二人いる。小さいころからそ…