2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
人の"良い"といわれる変化に自らも部分的にかんでいたとき、自分がその人の変化の助けとなったことに自分は感極まったのだろうか。しかし、変化というものはいくらかは外からであったとしても、つまるところ自身の内からもたらされるものだと思う。その変化…
ネガティブに偏っていたときに"すまなかった"と思わない、その友人は私にとってそんな人だ。それを信頼といえばそれまでで、長く同じ時を過ごしていて、しかしネガティブな自分を後悔しないというのは、それだけで安心感がある。ここまでネガティブに下りて…
ここに文章を書くとき、読んでいただく人に会いに行くようなつもりになる。直に会っているわけではないけれど、この文章を通して間接的に人の気配を感じる、そんな風だ。だから、文章を書かないときは、読んでいただく方たちに会えない時間ということになる…
誰かの書いた文章を読んでいると、別の誰かが書いた文章にあったことが書いてあり、その二つがつながる。あるときまたそれらを耳で聞いて三つがつながる。点と点が線で結ばれ、点からはまた放射状に線が広がって、どこかで点につながったりつながらなかった…
相手の事情をわかっていなかった言動を取ってしまうことはあり、また自分が取られることもある。説明するだけの時間がないことも多く、すすんで知ってもらいたいわけでもない。誰しも自分の環境ですら自分には見えているのは一部であるのなら、相手も自分も"…
洋楽、いわゆるポップではないもの、聞いてこなかったアーティストを聞くようになり、音楽の好みが変わりつつある。飽和という言葉が適切かはわからないが、自分の中でこれまでの音楽が飽和したようでもある。まず聞いたのはStevie Wonderで、きっかけはある…
言葉を交わしてから、その場を後にしようと相手が方向を変えたときの表情の切り替わりをつい見てしまう。はじけるように笑っていたのがさっと真剣な顔になるとか、力の入ったような目がふっと緩むとか、"誰かとの時間"から"ひとりの時間"に移っていくそのい…
物には物語がある。そしておそらく手間がかかったり、まわり道をしたりするとその物語はより色味を持つ。たとえば地域のCDショップに輸入盤の取り寄せができない。電話して聞くと取り寄せできるものとできないものがあるらしく、本業は書店であるし、CDも隅…
JR、路面電車、私鉄と電車を三回乗り換えるとさすがに移動した満足感が凄い。住んでいるところだと地名と方向がある程度一致していて余裕はあったが、それでも駅員の方に「これはどこどこに行きますか?」と聞いてみたり、先頭車両の行先表示を探したりして…