語る、また語る

いつもにプラスα

 本サイトのリンクから商品を購入すると、本サイトに収益の一部が還元されます。

2026-01-01から1年間の記事一覧

遜色はまったくない

カーテンが薄明るくなり、日に日に夜明けが早まっている。朝ではあるが、ほの暗い西の空に月がある。外が暗いけれども朝、いや外が暗かったらまだ夜なのかと、朝のマジックアワーを過ごす。夏ならばとっくに"朝"なのだろう。日の出を待つ午前六時、目を覚ま…

"ある部分"では大人ではないのだろう

「こうしなれば」と何かを始めても、自分が思ったようには進まないのかもしれない。自分の中にある「こうありたい」との葛藤があって、それに自身が乗っ取られるような感じがしている。「こうしなければ」にどのくらい「こうありたい」が含まれているか、そ…

自分の中でこだまする

文字で読んだ言葉で、長く覚えているものがある。音声で聞いた言葉で、気づいたら思い出しているものがある。たとえば新しい言語を話せるようになりたかったら、読みながら声に出すことが効果的だとも聞く。見ることでどのような言葉なのかがわかり、声に出…

私が知らないだけで

紙の地図ではつかめない陸地や海の広さを、球体をくるくると動かしながらたどる。何やら北極に近いあたりを中心に、ここで眺めていても何か自分がどうこうできることも少ないのだろうと感じ、しかし目は離さないでおこうと思う。石油ストーブからの温風が暖…

たまたまそうであった

自分の気にしていたことが、相手の"大変さ"によって、少し助走すれば飛び越えられるハードルのように感じられる。自分の考えていたことなど、相手からしたら小さいことであるのに、自分は何を気にしていたのだろうと、自分まで小さくなった感じがしたり、す…

慣れすぎている自分に気づく

地は芝生により足を運ぶ度にちょうどよくふかふかしている。煉瓦風のコンクリート地をはさんで、ゲートボールができそうなグランドに出る。芝生よりもグランドよりも、煉瓦風のコンクリートの方が歩きやすい。むかしむかし人類は土の上で暮らしていたはずな…

声に出しながら練る

書くとなると、自分の納得のいくまで言葉を練ることができる。自分の中での基準に達するまで直すことができるから、完璧を目指すところがある自分に合っているのだろうと思う。それが話すとなると、自分の納得のいく言葉しか発しなかったらそれこそ時間が足…

聞いてもらいたいから聞いていた

ある日、人の話を聞けるようになりたいと思った。どうしてかと考えてみると、「自分の話も聞いてもらいたいから」である。まず自分が相手の話を聞けば、相手も自分の話を聞いてくれるかもしれないとの期待があった。過去に、人から褒められたいと話した私に…

やろうと思わなければできない

落葉した木の枝の隙間に晴れた空がある。木の上に空があるはずではあるが、張られている枝があまりにも空に向かっているものだから、もはや空に木が吊られているようだ。昼からあたたかく、サラダをつくる。三寒四温と言われてから気づく。サラダ日和という…

帰宅途中で

ペダルを回して回して重さがなくなり、膝が浮く。県道を直進しようとしたところで、ぐらりと来て膝を派手に擦りむく。車が来たらひとたまりもない。それでもまた立って自転車にくらいつく。片側だけにある補助輪がコンクリートにこすれているかそうでないか…

聞くことがメインになる

音声配信を聞きながら、年末の用事をしていた。メインは用事であって、音声配信はサブであるはずだが、自分にとっては音声配信を聞くのがメインで、サブが年末の用事であった。音声配信を聞くときに空いている手を動かすために用事をする、もはやメインかサ…

顔のわからない誰かのことを、朝に思う

雲が行ってから、縦に二つ続く星にもう一つの星が並ぶ。目印にしている三つ星がない一月の空を泳いでいた目が、オリオン座の形をとらえる。寒波のためか、星が見えない日が続いた。脇道だからこそ車が通る道もあれば、脇道だからといって車が通らない道もあ…

音声と文章ではそのまま逆になる

私の場合、音声と文章はインプットとアウトプットがそれぞれ交差している。音声のインプットとは「聞く」ことであり、文章のインプットとは「読む」ことである。これらについて、音声は何かの道具を持ちながら"ながら聞き"できるけれど、紙の本や情報端末な…

一秒が十秒に匹敵する

曇天の元には一人も人がおらず、寒さだけがそこにある。誰にも会わずに広場を一回りする。日が照っていたならまた違った一日になったかもしれない。せせらぎに沿って歩き、水の流れは陽を受けて光っている。それを手ですくい、宙に投げると粒になる。粒にな…