語る、また語る

いつもにプラスα

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苦手なあいさつ

久しぶりに会った人や、
久しぶりに連絡した人とするあいさつに
「元気?」がある。

私は、この「元気?」が苦手だった。
いや、今も少し苦手かもしれない。

その理由は、どう返事をしていいか
迷うからだ。

「元気?」と聞かれて、
いつも自分の状態にしっくりくる言葉が
すぐに見つからない。

特に、あまり元気がないときには困る。
「あまり元気じゃない」と
正直に言っていいのだろうか。

そもそも、「元気?」と聞いたところで、
相手は「元気じゃない」という返事を
想定しているとも思えない。
「元気じゃない」と言って微妙な
空気になったら気まずい。

英語であれば「How are you?」に対して、
「Pretty good.」(わりと調子がいい)、
「I’m fine.」(まあまあ)、
「Not so good.」(あまりよくない)など、
お決まりのフレーズがある。

でも日本語には、そういったものがない。

なので、
だいたい「まあまあ元気だよ」とか
なんとなく返事はするものの、
何か違うなぁなどと思っている。

特に深い意味はなく、
話を始める前の
軽いあいさつだとは思っているのだが、
どうしてもモヤっとした
気持ちになってしまうのだ。

ブログを書くにあたって少し考えたが、
私は、この"元気"のハードルを
上げすぎているのではないかと思った。

私の中で、
元気=あのパワーあふれる10代のころの
はつらつとした感じをイメージしていた。

しかし、今はそんなパワーはない。

もちろん、それなりにパワーはあるのだが、
社会に出たり、家族を持ったりすると、
出ていくパワーが多くなり、
かといって充電する時間は少なくなり、
それなりに元気という状態が
普通みたいになってくる。(私の場合)

元気の定義を
"それなりに元気"としたならば、
「元気?」と聞かれて、
「元気だよ(それなりに)」と答えられそうだ。

しばらくはそれでいこうか。

まあ、気軽なあいさつを
そんなに深く考えなくてもいいんだけど。

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