語る、また語る

いつもにプラスα

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何もしないをするところ

実家には、もう私の部屋がない。

二階の東側にある6畳ほどの
長方形の部屋だった。

机、タンス、カラーボックス一つ、
ベッドを置いた簡素なものだった。

私が進学で家を出た後は、
一番下の弟がそのまま使うようになり、
その弟も家を出て、それっきり。

今では、誰かが帰省したときに
寝る部屋になっている。
ベッドは母が処分したらしい。

実家への帰省は、
こんな環境なので、長いことできていない。

さらに実家はかなり遠いため、
なおさらだ。
帰ろうと思ったら、
朝無理なく出て、空路と陸路を駆使しても、
着くのは夕方になる。

実家というものは、
帰っても家にいるだけでは、
何もすることがないというのは、
私だけだろうか。

自分の部屋もない。

荷物もほとんど残っていない。

テレビは二階の母の寝室にあるので、
わざわざ見に行かない。

パソコンは共用だから、
そこまで自由に使えない。

ケータイ電話をいじるのも限界がある。

新聞を読むか、
ラジオをなんとなく聴くか、
もう究極ボーっとするしかない。

実家に帰ると、
本当にボーっとしている時間が長い。

でも、ボーっとすることは、
案外良い効果があると思う。

神経が休まり、身体を充電できる。

今度帰省するときは、
子どもも一緒だろうから、
騒がしくなるだろう。

でも久しぶりに、
昔過ごした私の部屋で、
ボーっとしてみるのもいいかもしれない。

今週のお題「わたしの部屋」

 

Home Sweet Home

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