語る、また語る

いつもにプラスα

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ラジオで遊んでいました

最もラジオを聴いていたのは、
中学のときだったと思う。

地方のFM局をよく聴いていて、
自分の部屋にいるときは、
ほぼラジオをつけていた。

特に好きだったのが、
平日の夕方から夜にやっていた
生放送番組だった。

リクエストや
メッセージを送り、
読まれた読まれないで一喜一憂。

その番組には、
リスナー参加型コーナーが必ずあって、
かなりユーモラスなものも多く、
おもしろかった。

何回か応募して、
運よく採用されたこともあった。

ここで、私の今でも覚えているコーナーを
三つ紹介したい。
(コーナー名はうる覚えです。)
本当にいろいろなコーナーがあったが、
ほとんど忘れていますね。
昔すぎてインターネットにも
情報がないのが残念。

1. なんで、ベスト10

身の回りにある「なんで?」を
リスナーから募集し、
ベスト10形式で発表する。

覚えているものだと、
なんでマヨネーズの口は星形なの?や、
なんで自販機の”あたたかい”とか
"つめたい"とかの記載は
「あったか~い」とか「つめた~い」と
伸ばしているの?などなど。

今では、インターネットで調べればすぐに
わかりそうなことばかりだが、
当時はそんな素朴な疑問も、
新鮮だったものだ。

2. かっこいいバンド名を決めよう
単発コーナーだったかもしれないが、
かっこいいバンド名をリスナーから
投票するというコーナーがあった。

第一位に輝いたのは、
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTだったと
記憶している。

3. 絵描きうたのコーナー
DJの方が絵描きうたを歌い、
それが何かを当てるコーナー。
当たったリスナーの中から抽選で、
その何かに関するグッズが
プレゼントされた。

ちなみに、私はたぬきの貯金箱を
もらった。
(DJの方のサイン付きだったが、
手放してしまったんだよなぁ…)

これ以外にも、覚えていないが、
さまざまな工夫を凝らした
コーナーがあった。
振り返ってみれば、DJの方もリスナーも
真面目に遊んでいたように思う。
なんか、そういうのいいですよね。


さらにラジオにのめり込んだ私は、
友人とともに生放送のスタジオを
観に行くという行動に出た。
だいたい、部活のない日の学校帰りに
15分ほど電車に揺られて、
中心街のスタジオを目指した。

DJの方の顔は、
インターネットも発達していない時代、
そのFM局が紙で発行している
番組表などでしか見れなかったので、
かなり刺激的な体験だった。

そこそこ古いビル一室、
その敷地内にある屋外の駐車場と
ガラス一枚隔てた場所に
スタジオがあった。

ただの駐車場だったので、
ラジオが流れる設備もなく、
私たちは自らポケットラジオを持参し、
それを聴いてワクワクしながら、
ラジオに声を乗せるDJの方の姿を
見守っていたのだった。
(シュールな光景…)

そこでリスナー同士が知り合いになり、
文通する仲になったこともある。


ラジオに送られてくるメッセージを
聴くのも好きだった。
今日こんなことがありましたとかの話や、
テーマに沿っての内容、
DJの方のいろいろなエピソードトーク
リスナーからの悩み相談。

学校がすべての世界であるように感じていた
中学校時代の私にとって、
ラジオで読まれるメッセージは、
自分の世界を広げてくれる
数少ないものだった。

いろいろな人がいるなぁと思いながら、
いつも真剣に聴いていたものだ。

楽しかったなぁ、ラジオ。

今では、
専ら聴くだけであるが、
あいかわらず私の生活には欠かせない。

今週のお題「何して遊んだ?」