シティポップについての本から、
GOOD BYE APRILというバンドを知り、
車で聴いている。
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中でもアルバム「Xanadu」
(ザナドゥと読む)をリピート中である。
このアルバムは、
非常によくまとまっていると思う。
そして、何がいいって、
このザナドゥという言葉の響きである。
(アクセントは第一音節、zˈænəd(j)ù)*1
Xが入っているからなのか、
字面もかっこいいのだ。
また、「Xanadu」という
タイトルチューンが収録されていて、
アルバムのラストを飾っている。
そういうことって、
けっこう珍しいのではないかと思うのだが、
どうなのだろう。
最後に持ってくることで、
アルバム全体がキュッと
引き締まっているような印象を受ける。
「Xanadu」は、歌詞にもあるように
"桃源郷"という意味だ。
二人で共に歩んでいけるなら、
どこでも理想の場所になり得るという
希望を歌った曲。
まず、冒頭から派手めな
エレキギターが鳴る。
何かが始まるような音のようで、
ここが私は一番好きである。
そのあとはシティポップサウンドなのだが、
ところどころにエレキギターが
スパイスを効かせていて、
少しロック色も感じる。
他の曲と比べてみると、
毛色の違いがわかりやすい。
ひと夏の恋を切なく歌った「人魚の鱗」。
夏の別れを情景たっぷりに、
ほろ苦くでも少し力強く表現している
「サマーレインと涙の跡」。
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どうでしょう。
やはり「Xanadu」の雰囲気は
別格という感じがする。
でも、タイトルチューンということもあり、
このアルバムを貫く一本の幹
といったところだろうか。
今年の夏は、このアルバムとともに、
過ごすことになりそうだ。
アルバム「Xanadu」全曲はこちら↓