語る、また語る

いつもにプラスα

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人に頼れるということ

のび太ってだらしないよね?
ドラえもんに頼ってばっかりだし。」

「そっか、でも、困ったときに
人に助けを求められるのは、
のび太のいいところだと思うよ。」

「そりゃそうだけど、
人に頼るより先に、
自分でやってみないとね。」

ある日の小学一年生の長男との会話である。

長男はいつもドラえもんに道具を
出してもらっているのび太について、
思うところがあるらしい。

ドラえもんについて、
まったく詳しくないのだが、
長男に一本取られてしまった感がある。

たしかに、子どものころや、
まだ何かを始めたばかりのときは、
まずはやってみた方が
いいというのはわかる。

やってみることで、
自分の好き嫌いとか、
できるできないとか、
自分で自分を知ることができる。

ただ、「もう自分がどうがんばっても
できないことは、人にやってもらった方が
効率がいいからお願いしよう」となるのも
わかるのだ。

のび太という人は、
自分にできないことを
ドラえもんにやってもらって、
かしこく生きているんじゃないだろうか。
のび太はそこまで考えずに、
自然とやっているのかもしれないが。

翻って現実世界。
いろいろなものは、
そう上手くは配分されなかったりする。

だから、自分ができないことも、
やらないと進まないのは、
よくあることなのだろう。

もしそうなっても、
自分で全部やろうとせずに、
人の手を借りたり、
相談に乗ってもらったりして、
やっていったらいいんだと思う。