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待つことはよろこびである~荒井良二さん絵本「こどもたちはまっている」~

自分に向けて、
一番たくさん読んでいる絵本、
荒井良二さんの「こどもたちはまっている」。

この絵本を見ているときは、
いろいろなことを忘れている。

深みのある色彩で描かれた絵は、
どれも生き生きとしている。

それだけ心惹かれる絵なのだ。

繰り返されるのは、
こどもたちが待っていること。

雨上がり、夏、雪が降ってくること、
お祝いの日、夕焼け、月が出ること…。

楽しみを待つことは、よろこびである。

いろいろなことがあるけれど、
楽しみを待てることが、
生きている証でもあると思う。

ひたすら待っている絵本なんだけど、
子どもたちにも意外と好評です。