適応障害になったことがある。
青天の霹靂だった。
いろいろ積み重なっていたのだろう。
会社に行きながら治療していたけれど、
よくなったり、そうでなかったり、
自分で自分をコントロールできなくて、
もどかしかった。
身体を壊してまで、
がんばらなくていいかと思って、
会社員である自分を手放すことにした。
でも見えてきたこともある。
朝起きて今日がはじまり、
お腹がすいたら、食べる。
日が沈んだら眠る。
それだけのことが、
どれだけ価値のあることかを知った。
一日一日がつつがなく過ぎるのは、
なんとすばらしいことだろう。
もう能天気な自分には
戻れないけれど、
今だから見えることがある。