語る、また語る

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タイトルと歌詞、あえて見ないという選択

今はサブスクや
デジタルミュージックが普及し、
そういったプロセスを経て
音楽を聴くとなると、
当然歌詞カード、いわゆるブックレットは
手に入らないということになる。

もちろん、歌詞はあまり聴かないで
音を楽しむからという人は、
端からブックレットなどは
なくてもいいと思うし、
インターネットで検索すれば、
歌詞はすぐに出てくる。

わたしは学生のころまでは、
わりとブックレットを見ながら、
じっくり音楽を聴くタイプだった。
大人になってやることに追われ、
そういうことをやらなくなったけれど、
逆に違った音楽の聴き方をするようになった。

それは、もうブックレットも
何ならタイトルも見ずに、
いきなり聴くというスタイルである。

音楽を聴く前に歌詞を読んでしまうと、
いくらかどんなことを歌っているのか
わかってしまうし、
アップテンポなのかゆったりしたものかも
予想できてしまったりする。

それはそれで、
思いかけないこともあったりと
おもしろかったりもするが、
まっさらな状態で聴くのもまたよいのだ。

気になる歌詞やフレーズ、
スッと入ってくる音なんかの
引っかかるポイントを
見つけるのが楽しい。

そういった聴き方をしてきた
アーティストで思い浮かんだのは、
スピッツだ。

わたしがスピッツを聴くようになったのは、
2015年の20代も終盤、
長男がお腹にいたときであった。

あのときは体の変化からか、
あまり音楽を受けつけなくなってしまって、
唯一聴くことができたのが、
スピッツだったのだ。

知っていたのは、「チェリー」や
空も飛べるはず」くらいだったから、
ひとまずはベスト盤を、
それから最新のアルバムを
何枚か選んで聴いていった。

草野さんの透明感のある声、
空気のよういうか、
ただそこにいてくれるという音楽。

タイトルもブックレットも
見ずに聴いていたので、
スピッツの作品は、
メロディーとタイトルが一致するものが、
とても少ない。

ブログに書くにあたって、
遡って聴いてみたところ、
「ルキンフォー」が響きました。

今さらタイトル知ったけど。

ルキンフォーどこまでも続くデコボコの
道をずっと歩いていこう
初めてだらけの時から時へと
くぐり抜けた心君につなげたい
届きそうな気がしてる

親になって聴くと、
また胸が熱くなるような歌詞である。

くぐり抜けた心を次の世代に
つなげていくんだなと、
背筋が伸びる。

長いことくぐり抜けてきた分、
伝えられることは自分にもあるんだと、
思うことができる。

www.youtube.com
こんな感じで、
刺さったところがあれば、
ブックレットなどを見て、
タイトルや歌詞を知ったりしている。

あとは、使われてる楽器だったり、
参加しているミュージシャンも載ってますし。

音楽の聴き方は自由なもんだ。