語る、また語る

いつもにプラスα

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もう戻れないとわかっているから

小学一年生の長男の冬休みの宿題、
体力づくりのための「なわとび」がある。

寒空の下、
何回とべたか数える係をしていたけれど、
なんだか楽しそうだったから、
わたしもやってみることにした。

数年前に運動のためにと買ってみた
大人用なわとび。

前両足とび、できる。

前駆足とび、
ちょっとおぼつかないけど、できる。

前両足あやとび、
懐かしいこの感覚、できる。

前駆け足あや、むずかしい。
できそうだけどできない。

子どものころ、
できなくても練習を続けて、
だんだんとべる回数が増えたこと、
新しい技ができるようになったとき、
嬉しかったな。
走り出したくなるような嬉しさでもあり、
じんわりとした嬉しさでもあった。

子どもと一緒になって、
とんだり、ひっかかったりしていたら、
ちょっと泣きそうになった。