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〈一曲一言〉OKAMOTO'Sアルバム『Flowers』

OKAMOTO'S(オカモトズ)のアルバム
『Flowers』について語りたいので、
一曲ずつ好き勝手に書いていきます。

このアルバムは、メンバー間の
コラボレーションアルバム。


曲数は7曲、通して聴くには
ちょうどいいです。

ボリュームのある標準的なアルバムも、
好きではあります。


OKAMOTO'S『Flowers』(2023年1月25日リリース)
※敬称略

01. Gimme Some Truth
制作:オカモトショウ、オカモトコウキ

オカモトズの新たな看板になりそう。


6分超えと長めの曲ながらも
抑揚と変化があり、聴き手を飽きさせない。

何の前情報もなく聴いたから、
はじめはこれで1曲と
わからなかったですね。

間髪入れずにもう1曲あったのかと
思ってしまいました。

Life is mess you've got no way to keep it sorted
(人生なんてめちゃくちゃで、一生整理なんてつかない)
正しく生きるなんてできないから
Turn off the light if you don't want to see the problems
(問題と向き合わなくていいように電気を消してしまえ)
見えなくしたって消えないけど
なぜ?出会った時のままいられないなら
愛って?目を覚ますたびにあなたに出会い直そう

ここの歌詞、しびれます。

02. Flowers
制作:オカモトコウキ、オカモトレイジ

アルバムのタイトルトラックです。

メインボーカルはオカモトコウキ。

パンデミックを経験して、
外を向いていた意識が内に内に
入ってきたことが読みとれるような
繊細で内省的な歌詞ですね。

困難な時代は長く続いてた
空っぽのパーティーずっと続けてた
笑いとばせることばかりじゃなかった
二人はいいところ見つけようとした


「困難な時代」とは、
まさにコロナ渦のこと、
「空っぽのパーティー」は、
観客を入れない配信ライブとか
スタジオライブのことを
たとえてるように思う。

「二人はいいところ
見つけようとした」っていうのも、
いろいろ制約があるなかでも、
できることを探りながら、
活動されてきたアーティスト側と、
それを受け取る聴衆側を
表わしてるのではないかな。

今の時代の曲って感じがします。

03. いつも、エンドレス
制作:オカモトコウキ、ハマ・オカモト

とっつきやすいナンバーです。

こちらもメインボーカルはオカモトコウキ、
一部ハマ・オカモトがボーカルと

コーラスをしてます。

オドロボもそうですが、

ライブで映えるんですよね。

演奏に小技が効いている感じがするし、
丁寧につくられている印象です。

ライブで聴きたい曲を選ぶなら、
この曲とオドロボをあげたいですね。

04. オドロボ
制作:オカモトショウ、オカモトコウキ

いつも、村上春樹「ノルウェイの森」の
主人公のせりふを思い出す。

"休みの日には、僕はネジを巻かないのだ。"

命つきるまで、機能を維持しようとする
ひとの身体を連想させるようなフレーズ。

寝て、起きて、その行動だけみれば、
ロボットみたいである。

踊ろう俺たちは 踊るしかないから
踊るロボットだ
踊ろう涙を拭いて 踊るしかないから
踊ろう 壊れたあとも


05. Intro
制作:オカモトズ

インストです。
Sugarへの流れもばっちりです。

こういうの、もっと聴きたい。

バンドがつくるインストって、
興味ある。

オカモトズのインストアルバム、
出ないかな。

路線ちがうし、むずかしいかな。

06. Sugar
制作:オカモトショウ、オカモトコウキ

実直なラブソングです。

ゆったりめのナンバーだと
「Sprite」も好きなんだけど、
ライブで聴いたとき「Suger」の方が刺さった。

www.youtube.com


07. Last Number
制作:オカモトショウ、オカモトレイジ

ライブでもショウさんが
言っていたけれど*1
アメリカでのツアーを経て
できた曲だからか、
自然と太陽照りつける西海岸の風景が
浮かんできそうである。

もしも 眠らないで 遊び続けられる身体なら
もしも 流した涙を 笑顔に変えれるなら


眠らないでいることは、
物理的に無理だから、
その次にくる”流した涙を
笑顔に変えれるなら"というところも、
あまり現実感がない。

まだ流した涙は笑顔に
変えることはできないけれど、
踏み出していこうとする、
ネガティブなところもありつつの
歌詞がいいなと思う。

 

www.okamotos.net


OKAMOTO'S(オカモトズ)のアルバム
『Flowers』、サラッと聴けるので
よいですよ。