語る、また語る

いつもにプラスα

 本サイトのリンクから商品を購入すると、本サイトに収益の一部が還元されます。

さっぱりしたら勝ち

そのつもりがなくても相手を怒らせたり、不穏な雰囲気になっても、当たり障りのないように関わりは続いている。

なあなあでお互いさまみたいなところで別の誰かに愚痴を言い、また日常に戻っていく。気に召さなかったことを相手に伝えるのは本気で付き合いたい人たちだからかもしれず、すべての人に気を割けるほどの気を自分はそもそも持っていないし限りがある。仕事というものを盾にするなら、言えてしまうこともあるようだ。仕事だと言えるのに個人的な付き合いの人には言えないこともある。

その人はあなたにとってそんなに大切な人ですかと聞かれて、いやある仕事で付き合いがあるだけですと話して、自分は、仕事で付き合っていてその仕事から離れたらそれ以上ではなくなる人に、何をすがっていたのだろうか。相手にとっても同僚のうちの一人でしかない確率は性格からして自分のそれよりは高く、そこまで入れ込まなくてもよかったのではないか。でも分かり合える気がして、同じところに向かっていると思って、一人感情的になっていただけだ。別に分かり合わなかろうが共に仕事はできただろうが。

簡単に言葉にするなら、さっぱりということになろうが、さっぱりしていない自分にはどうも人ごとのようである。