語る、また語る

いつもにプラスα

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だからわたしは控えめに押します

意欲のない子どもに働きかけても柳に風で、でももう一押ししたら本人から何か動きがあったりもする。

自分が引っ込み思案な子どもだったこともあり、あのときもう少し"強引"だったらしぶしぶ何かしていたかもしれないと思う。でもそうならなかったのだし、"強引"だったとしても拒んだかもしれないし、ここでいくら仮定しても未来が変わるわけでもない。

人に手土産などを勧めて一回断られても数回は引き下がらずにやっと受け取るやりとりは、その数回の譲り合いが、もはやポーズであったり前振りのような気がする。

相手の雰囲気などにもよるが、何か迷いがあるような感じだったらもう一押ししてみてもいいのではないか。もちろんほんとうに無理そうならば引くけれども、子どものうちは、やらないよりはやった方がいいことはけっこうあると思うのである。