広島、長崎、沖縄。
外に出ても胸がつかえて、
足がすくんで、ふらふらと
まっすぐ歩けない感じがした。
資料館のある公園が
整備されていることに救われた。
特に沖縄。
湿度が高くて、息がしにくかった。
高校の修学旅行でのバス移動、
もろもろを立て続けに見たから堪えた。
郷里の夏休みの、たしか登校日に、
そういった映像や番組を見る授業が
もうけられていた。
直視できずに、
ほどんどうつむいていた子どもは、
いつしか顔を上げるようになった。
日々の出来事に
"現場を見ること"をかき立てられる。
自分のこれからを思い描く。
必ず「知覧」の地を踏んでいる。