語る、また語る

いつもにプラスα

 本サイトのリンクから商品を購入すると、本サイトに収益の一部が還元されます。

余力を守る

手本を見せるために逆上がりをやってみたらできた。やはり意欲の問題なのか。気まぐれに鍛えた筋力のおかげか。鉄の棒に支えられてしばし宙に浮き、辺りがまるでアニメーションのように動く。うれしくて笑ってしまう。幼いときに最も得意だったのが鉄棒だっ…

読みて潤う

幼いころに泣きたいことがあって、目が潤んでくるのがわかっていながら、泣いていると思われたくないと懸命に涙を落とさないようにしていたことがある。映画館などははたと行っていないけれど、少しの涙ならぬぐわない、出てくるものを啜らないでしばらく様…

どうにもならないままで居る

へたってくると隙あらば嘆きたくなってくるが、嘆きばかり言っている人とも思われたくないので、話したくないわけでもない話せることを話して戻ってくる。一人で嘆いているのではどうにもならずそれは独り言で、嘆くことによるけれど、やはり誰かに投げかけ…

気安く投げないでくれたまえ

よくやっていました、それしかやっていませんでした。アルバイトの終わりに、集積場に黄色いビニル袋を投げていました。密閉された集積場の扉を開けると、むわっとしたものに囲まれる。もうそこから早く出たい、むしろ開けたくもない、入口近くに投げて後は…

連続のような一部を見ている

開花するチューリップのつぼみは気づいたときからつぼみであった。球根を植えて芽が現れたと思ったら、もうつぼみがある。つぼみができそうでできないときを自分は知らない。眠っているときに背が高くなるのを、幼いころにも意識していなかったように。花を…