2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
『自意識と創り出す思考』第11章では、自分自身ではなく創作物にフォーカスすることが、創作意欲を高めると書かれている。 創作者として生計を立てている人は、創作者である自分自身と創作物を明確に区別できていることが多い。この区別は決定的に重要だ。な…
完璧さという理想がある人が持っている、自分は不完全だという「嫌な思い込み」は、そもそも打ち消されなければいけないのだろうか。『自意識と創り出す思考』第8章では、完璧は幻想であり、不完全さはあって然るべきなのだから、完璧という理想を手放そうと…
『自意識と創り出す思考』、第4章の目に見えない構造と第6章の内なる脅威では、嫌な思い込みを打ち消すための理想を抱くことは、自滅とストレスを生むと書かれている。まず、自滅について、これは、「緊張は解消に向かう」構造に関係する。弓矢のように、弓…
家族ぐるみでちょっとしたつきあいのある知人がいる。もともと夫と彼女の夫が学生時代からの友人で、わたしたち夫婦二人の間では、彼女のことを「名前にさん付け」で呼んでいたので、そのまま踏襲してきた。しかし、向こうはわたしを「苗字にさん付け」で呼…
『自意識と創り出す思考』の第3章は、あなたは誰?である。5ページと短いながらも、興味深いことが書かれていた。この本の立場としては、「自分が何者かを知ることはできない」というものだ。人は「持っているもの」や「持っていないもの」で自分を定義しが…
『自意識と創り出す思考』の第2章は、「理想」と「嫌な思い込み」である。理想とは、自分の「嫌な思い込み」の反対の状態で、理想を抱き続けるのは、無意識の思い込みを打ち消すためだと著者は書いている。たとえば、自分を臆病だと思い込んでいたら、理想は…
「自分のことをどう思うかではなく、自分が何を創り出したいかにフォーカスせよ」というのが、この本の一貫した教えだ。第1章では、自意識にフォーカスすることの問題として「学習」を例に出し、学習における自意識へのフォーカスは、制約になるという記述が…
スピッツの新しいアルバム「ひみつスタジオ」。どこを切り取っても絵になる音楽、そしてなんといっても、濁りのないボーカルに釘つけである。年々"ろ過"でもされていくように声が澄んでいっていると感じる。録音技術などもあるだろうけれど、その声に酔いそ…
今もそういう傾向はあるが、社会人になりたての頃の自分は、明らかに視野が狭かった。自分の意見が必ず正しいとすら思っていた。そして、同期の彼女が好きではなかった。人のことを決めつけるし、押しが強いし、意地が悪い。今なら相手にもいろいろ事情があ…
少し離れた図書館に行きたい。行く途中に読み終わった本を売って、帰りにまた別の店に寄って、注文していた本を受け取りたい。車で30分以上はかかるけれど、スピッツの新しいアルバムを聞いていれば、すぐ着くだろう。いやいや、今週は、すでに2回も遠出して…
「自意識」のことを書くにあたって、図書館の蔵書検索で「自意識」と検索する自分は、自意識が高いと自覚している。ブログに書く前に、どなたかの書かれた自意識についての所見とか、学問的理論とか雰囲気のようなものを確かめておきたくなる。ある程度、何…
自分と相手の共通点を見つけようとしてきた。ぴったり重なるものを、完全に同じところを。探せば探すほど、なかった。まったく同じは、なかった。似ているはあった。違うところも、たくさんあった。探せば探すほどあった。これまでは、自分と違ったり、価値…