語る、また語る

いつもにプラスα

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雨に踊る

雨に降られてはしゃぎながら走り回る若者たちを見て体は冷えないだろうかと思い、歳を重ねたことを知る。しかしとんでもなく楽しそうである。

海に足だけ入ってワーキャー言うのと似ている。はじめは足だけ、いやいや誰かが水をかけてきたのをかけ返して、しまいにはダイブして、砂浜を駆ける。そんな絵に描いたようなことは、はっきり言ってしたことはない。

水がかかる必要のないときに水にかかりたくないからだ。

急な雨、屋根のない駐車場で車を乗り降りするときに落ちてくる雫、車の中にしまった傘の湿気。うーん、あまりいただけない。

傘がいるかいらないかくらいのときに、長く外を歩こうものならやむまで傘をさす。そして、傘をさしている人が少なくなって、もしくはもう雨はやんでいますと教えられてようやく傘を閉じる。周りがさしていないからといって傘をしまっても、まだパラパラ来ているということがあるから私は自分を信じている。

隣にいる友人は傘をさしていないのに自分はさしているという、よくわからないことをしている。少しなら傘をささない、傘を持たない人もいる中、傘をどこまでさすかにも個人差があるのだ。

雨といえば、車が混む。通勤がおっくうになる。

とはいえ雨にぬれるとか渋滞雨によるとかが好きではないだけで、雨そのものは好きである。