語る、また語る

いつもにプラスα

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明け

少しずつ書いていたけれど、
あまり捗らずに1週間が経った。

休みで家に大人が増えたこともあり、
子どもは容赦がない。

私一人のときは、少し気を遣っているのか、
私の運転ではそう遠くに行けないと
わかっているのかおとなしいのに、
状況を見て行動する子どもたちであった。

家で三歩歩けば兄弟喧嘩が起こるので、
毎日どこへ連れ出そうか頭を捻っていた。

とにかく遊び回っていたし、
退屈しなかったのではないだろうか。

こちらは日が暮れようものなら寝たかったが。


そこそこの田舎にいるので、
田舎自体が遊び相手になり便利だ。

田園の真ん中にあって、
トラクターがやっと一台通れる
小道を少し行ったところの小屋に
いる数羽のにわとりを見る。

小道の両側にある灌漑用の水路に、
葉を浮かべて流すのも一興。

田んぼにいる生き物は、探し甲斐がある。

山の方に車を走らせると、
地域で共同飼育しているヤギたちに会える。

実家もところ違えど田舎にあって、
むかしはよく田んぼで遊んだものだ。

水を引き入れるところ周辺の構造が
気に入った田んぼを秘密基地認定して
心躍らせたり、あぜを遠くまで散歩したり、
空になった田んぼをひたすら走るとか、
自由だったと今は思う。


何年も気になっていた地元のお店に
お寿司を食べに行った。
回転していると聞いていたが、
感染症の影響で、回転していたのは
おしながきとフォークの束だけだった。

注文もタブレットがあるわけでもなく、
文庫本くらいの紙に手書きで記入して、
一緒に回っているプラスチックの
箱に入れるというシステム。

控えもないので、自分たちが何を
注文したか忘れて、3皿同時に出てきたときは、
板前さんがネタを言ってくれても、
わたしは何を食べているのだろう状態であった。

こういう愉快なお店は、末永くあってほしい。

値段も良心的で美味しかったので満足だ。
ナンバーワンは本マグロ。
一年後くらいにまた訪れたい。


賑やかさが静けさになり、
またお盆が終わった。