語る、また語る

いつもにプラスα

 本サイトのリンクから商品を購入すると、本サイトに収益の一部が還元されます。

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

渦巻きはえぐる

自分のコンプレックスをえぐるような文章を読むのは不快である。不快なのだけれど、克服までとはいかないが今より快適な付き合いをしたいので不快ながらも読む。もちろん調子の良いときでないと、ふとコンプレックスが幅を利かせてきたりして困る。コンプレ…

さっぱりしたら勝ち

そのつもりがなくても相手を怒らせたり、不穏な雰囲気になっても、当たり障りのないように関わりは続いている。なあなあでお互いさまみたいなところで別の誰かに愚痴を言い、また日常に戻っていく。気に召さなかったことを相手に伝えるのは本気で付き合いた…

煙とともに宙に

90年代の終わりといえば、学校内でもまだ喫煙場所が設けられおり、一息入れる人たちが煙をくゆらせ談笑していたものである。職員室につながる通路の花壇に腰掛け、煙草を吸う担任を見つけると何人かで駆けていき、何でもないことを話すのは休み時間の恒例で…

狭間を通す

自分にないものや昔はあったものを、すぐに得ることはむずかしい。どれだけ願っても、今ここにないものはない。良いとか良くないとか出来るとか出来ないとか、両極にまとめるのではなく、その間にある言葉があるような気がする。成るようにしかならない、と…

水に手をかざす

朝顔を見たいのに、見える窓がサンシェードに覆われているから、もう日が高くなって外に出るころには既に遅い。朝顔を見るためだけに早起きをするのは、また一年先になるだろう。次から次へと上流から流れてくる水にかざした手を、滑らかに水がなでていく。…

違います

自分と「同じ」だという前提だと苦しい、自分と「違う」という前提だと苦しさが和らぐ、前にも似たようなことを書いたのかもしれない。「同じ」という前提が自分のなかでつくられたのは確かだが、その起源は不明だ。起源も何も、関わってきた出来事のによっ…

迷うことに忙しい人がライブに行くと

最前を狙えるくらいの整理番号ではあったけれど、早く着いて待つ体力も怪しい。開演30分前に会場に入ると、すでにステージ前方は早々に人が集まっていて、一段上がっているモニターが見えるスペースも、はじめからここにするつもりですと陣取られている方た…

「くるり ライブハウスツアー2024」@ 愛媛・松山 W Studio RED

セットリストと感想です。「くるり ライブハウスツアー2024 」@ 愛媛・松山 W Studio RED。

話は急がず

個人的なことを人に話すにも範囲というものがあって、すべて話す、部分的に話す、まったく話さないを、相手によって度合いを変えて使い分けることを負担に感じたことはなかった。しかし人と話していて気を遣って疲れるのは、その使い分けが関係しているのか…

"あそび"のない恐ろしさを後目に

役所でなくてもお役所仕事のようなものはあり、「これだから何々は」とか許せない気持ちになっていたものであるが、明らかに緊急のことでもないかぎり、「そういうこともあるかもしれない」くらいの着地になりつつある。やらなければいけないけれど今ではな…

宴たけなわ

聞きたいのはやまやまなのだけれど、自分の話したいこともまとめておきたく、忙しい。自分は誰かの話を聞きたくて参加しているのではあるが、自分の話もしたいわけで、最中にしばしば葛藤をすることがある。集まった人たちがまた次も集まる保障はなく、ほん…

それらしくなく発する

それらしいことを言うまで引き下がらない相手の粘りを感じつつ、自分も気づけば便乗する。それらしいことを言えば体裁はよいのかもしれないが、あくまでもそれらしいだけである。むしろそれらしいことだけ言えていればよかったのかもしれなかった。それらし…