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「くるり ライブハウスツアー2024」@ 愛媛・松山 W Studio RED

「くるり ライブハウスツアー2024 」@愛媛・松山 W Studio REDを観に行った。くるりのライブは初である。わかる範囲でのセットリストと感想などを書いていきます。

セットリスト(演奏順)

happy turn
コンバット・ダンス
Morning Paper
ワンダーフォーゲル
水中モーター
-MC1-
愛の太陽
ばらの花(岸田繁, Key. 野崎泰弘)
さよならアメリカ(岸田繁, Key. 石若駿)
京都の大学生
Natsuno
-MC2-
In Your Life
California coconuts
朝顔
永遠
ワールズエンド・スーパーノヴァ
ハイウェイ
ロックンロール
潮風のアリア

-アンコール-
「You Gotta Move」Cover(岸田繁, Gt. 松本大樹)
琥珀色の街、上海蟹の朝
奇跡

※わかる範囲での記載です。

印象的だった曲

  • コンバット・ダンス

間奏やアウトロで繰り返された"溜め"が、メンバーの息が合っている様子を示しているようで二曲目から感動した。それぞれの演奏技術の高さを確信した。

  • 水中モーター

会場が分厚くあたたかい音に包まれていた。生演奏で聞いてほんとうに好きになった。終わってからこればかりリピートしている。

  • さよならアメリカ

ライブ当日は8月6日だったこともあり、歌詞をしみじみと聞いた。その日に合わせて選ばれたのだろうか。次に演奏された「京都の大学生」にも、フランスに関しての歌詞がありオリンピックの開催にからめているのかしらと興味深かった。ピアノとギターの演奏が心地よかった。

  • Natsuno

"緑と青の境界線"という歌詞が夏の色彩にぴったりで趣を感じた。まさに夏に聞けてよかった。

  • 永遠,  ワールズエンド・スパーノヴァ

「永遠」、そして 「ワールズエンド・スパーノヴァ」へのたたみかけは、たちまちライブハウスが踊る空間になり、照明も相まって美しかった。"僕はここにいる 心は消さない"の部分が沁みました。

MCについて

-MC1-では、電車好きの岸田さんならでは、愛媛の私鉄である伊予鉄道の電車について佐藤さんを巻き込んで展開。中心。路線の駅名を流暢に挙げたり、四国はJRが私鉄の線路を乗り越える構造になっていると和やかに話されていました。

-MC2-は、岸田さんが宇和島鯛めしと松山鯛めしの違いを質問され、お客さんに教えてもらう場面がありました。宇和島は鯛の刺身を白米に乗せて"たれ"で、松山は鯛を丸ごと炊く違いがあり、高級志向なら宇和島鯛めしではないかとまとまったようでした。

暑い中来場したファンを気づかいながら「またね」と挨拶され、ライブは終演。最後には客席を背にして写真撮影がありました。

くるりのお二人について

佐藤さん側にとステージの向かって左に陣取ったところ、向かって右が佐藤さんが来られ、そのままライブが始まりました。意識していなかったのですが、いろいろ映像を見ると、向かって右が定位置なのですね。でもかえってよく見えました。

あくまでも個人的なことですが、弦を押さえる手さばきはギターよりもベースの方が好みで、素敵にベースを弾いていらっしゃいました。次は岸田さんの手さばきも見えるところを探したいものです。

あとは髪型。あの向かって左側だけ流れ髪型(右が短いのはベースを弾くときに邪魔になるかららしいです)がとてもお似合いで、間近で見てもやはりお似合いでした。

岸田さんは、若かったです。年齢を知っているとはいえ、何というか表情が若かったです。一曲の中でも見え方がコロコロ変わって、少年のようなときもあれば貫禄のあるときもあったりで惹きつけられました。

全体を通して

今回のツアーでは、途中でメンバーが抜けたり、日程が変わったりするなかで、セットリストも変化していったのだと思われます。松山公演では、くるり2/5ということで二人編成でのが3曲ありました。岸田さんがおっしゃられていたように「何かできることはないか」と考えたとのことでした。松山公演の一本前の岡山公演からセットリストが変わった印象でした。ツアー前半のセットリストをあらかじめ見ており、同じ内容で来るかと予想していたので驚きました。

途中岸田さんが「みんな聞きたい曲、聞けてるのかな」と問われて、思わず頭をひねり、聞けているような気もするしそうでもない気がする、しかしとても満足して会場を出ました。"くるりのことやから、新しいアルバムの曲をやるのではないかと新しいアルバムを聞き込んできた人もいるかもしれない"と言われ、それは私のことであると思いました。

「ハイウェイ」にさしかかったあたりから、とにかくライブが終わってほしくないと、ライブに来れた嬉しさと、終わっていく寂しさが波のように胸に打ち寄せてきました。

音源で聞くくるりも良いけれど、ライブで聞くくるりはもっと良かったです。音が生きもののようで息づかいが感じられ、親しみがありました。

松山は5年振りだったそうですが、また是非来てほしいと切望します。

「くるり ライブハウスツアー2024 」@愛媛・松山 W Studio RED、ありがとうございました!