語る、また語る

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2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

呼吸と姿勢から、心に働きかける

「ものの見方」によって心に変化を促すことが内からの働きかけならば、外からの働きかけは「行動」であろう。体の不調は心にも影響する。心の不調は体にも影響する。心の方は既にいろいろと試しているため、このほど思い立って、体を変化させることにした。 …

マイナス思考が止まらない日にも、ポジティブはある

マイナス思考が止まらなく、一瞬この世の終わりのような感覚を持ったが、そんなことはなく、やれることはあった。以前の記事で、思考のスポットライトをネガティブなものに向けるかポジティブなものに向けるかは、自分で決めることができると書いた。ポジテ…

暮れてゆく

流石十二月、急に寒くなり、朝から暖房をつけるようになった。外から家に入ったときの、生活のにおいが少しこもった感じは、ああ冬だなあと思う。十五夜のころから、ダイニングテーブルの片隅にまるでオブジェのように鎮座していた皿に入った栗で、ようやっ…

ディスクジョッキー

中学生だったある夜、ラジオに結構真面目な投稿を送った。私は言わずもがなステレオタイプからものを見ていて、そこにDJは切り込んできた。これこれ(ある属性)だからこうだというのは、自分は違うと考えていると。投稿が読まれた後のことを想定していなか…

恒例

朝六時でも日の出前、起きるのが日に日に遅くなる。羽毛布団と毛布の組み合わせに、いつも負けている。ブログ投稿時間が後ろ倒しになる。年末のいろいろもそこそこだが、年賀状だけは別だ。何なら十月からデザインを探し始める。もう十年以上「しまうまプリ…

鵜呑みにせず対峙する

常識が何なのだ、と思うときもあるけれど、やはり常識にしがみついている。自分にとって悲観的なものでも、その悲観さへの抵抗が、この身を明日へ向かわせている。常識に従うのが常識として漫然と、見ようとしなかった自分の意思を思う。常識は変化するもの…

苛められたことも苛めたこともある。投げつけられる言葉や自分の持ち物に手をかけられることは、悲しく怖いものだった。人に同じことはしないと決めたのに、六年生のとき、友人と一緒になって転校生の靴を隠した。赤いコンバースのハイカット風の靴だった。…

自分の中の言葉を広げる

love letterの和訳は恋文であるが、ある子どもは「恋歌」と訳した。彼はletterは手紙と知っていた。ただ手紙を文ではなく"歌"と考えたらしい。信憑性を確かめたわけではないが、中学のころ、歌は"うったえる(訴える)"を語源としていると聞いた。自分の相手…

物からの問い

皆が一斉に何かを送ったり、送られたりする時季である。雰囲気にのまれて、何か準備をしなければいけない気になる。十二月になったから、子どもに何がほしいか尋ねるのがまるで流れ作業のようだし、子どもは誕生日と十二月には何かもらえるとわかっているか…

体音

幼子は私の腹に耳を置き、音がすると伝えてきた。次は左手に耳を置き、また音がしたと笑った。彼は、体中から音がすると感じているようである。それならと心臓の上に誘ってみた。新手の戯れに思えた。人の体は、休むことなく働いている。血が流れている、何…

それもまたあり

元職場の同僚と、一年半振りに会ってきた。退職から二年。二年前に移行すると聞いていたシステムが未完だったり、終わる予定だった社内行事が維持されていると聞いた。人の入れ替わりももちろんあった。共に仕事をしていた同僚たちが転職し、入院など体面に…

進退

たとえば、居たところを後にするとき、体が居たところからは"退いている"。しかしそれはまた、どこかに"進んでいる"ことでもある。日も暮れて、各所への挨拶も済ませ、端末と社員証なども総務に返し、いよいよ終わりが近づいてきていた。空になって軽い引き…