朝六時でも日の出前、
起きるのが日に日に遅くなる。
羽毛布団と毛布の組み合わせに、
いつも負けている。
ブログ投稿時間が後ろ倒しになる。
年末のいろいろもそこそこだが、
年賀状だけは別だ。
何なら十月からデザインを探し始める。
もう十年以上「しまうまプリント」で注文している。
年賀状じまいの定型文もあって、
年賀状じまいの年賀状を手に取る日も、
遠くはないかもしれないと思っている。
昨年は張り切りすぎて
投函開始日前に投函したが、
今年は明日にでもささっと
書く予定である。
そう多くない枚数なので、
おそらく三十分もあれば終わる。
国道を車で走っていると、
高台の木々が紅葉していた。
どれも似たような緑色をしていたのに、
変わる色はそれぞれだ。
君は赤、あなたは黄色、のように。
赤や黄色のまだらのなかにある、
橙色のはっきりとした玉模様。
蜜柑である。
何食わぬ顔で立っていた低木は、
冬には丸々とした実をつけるのだ。
そうか、蜜柑だったのか。
これからは、何かの木ではなく、
蜜柑の木として目に収められる。
友だちができたときに似た気持ちがした。