2024-04-24 流れに身を置いて 雑記 金曜日、日暮れの公園のベンチに、青年が一人座っていた。何をするでもなく座っていた。夜と夕の間のひととき。公園の電灯が光っている。正真正銘の夜になったら、彼は家路につくだろうか。それとも公園にとどまるだろうか。むかし友人と公園にいた。日が山に隠れ、空が灰色になるまで、長くいた。一日は終わろうとしていて、あたりがしだいに暗くなっていくところにいるだけ。ただそこにいて、その流れに身を置いていることが極みである。