語る、また語る

いつもにプラスα

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子どもの遊びを見て思ったこと

長男(小二)が近くの公園で
友だちと遊んでいると、
次男(年中)も必ずといっていいほど、
一緒に行きたがる。

それはよいのだけれど、
次男はまだ一人にしておくのには幼いため、
わたしか夫が公園についていくことになる。

危ない行動をするかもしれないし、
ふっと道路に飛び出すかもしれない。

とはいえ、付きっきりでいなくてもよく、
わたしはベンチに座って、いざというときに
動けるようにしておくだけだ。


子どもたちを見ていると、
彼らなりにやりとりをしながら、
遊んでいることがわかる。


たとえば砂場で穴を掘ろうというとき、
4、5人が掘りはじめた脇で、
滑り台の滑って着地するところに
落とし穴をつくろうと
言い出した子どもがいた。

すると、ある子どもが、
今掘っている穴と落とし穴を
つくろうとした中間あたりを指して、
「じゃあ、ここをもうひとつの穴にして、
ふたつをつなげよう」と提案する。

落とし穴をつくろうとした
友だちの意見を取り入れつつ、
今の穴も活かす発想である。

お互いの希望を考慮して、
落としどころを見つけている。


しばらくすると、別の子どもから、
「砂遊びじゃなくて、
鬼ごっこがしたい」という声が上がる。

「鬼ごっこはさっきしたから嫌~」

「つかれたから、ムリ~」

「砂遊びがいい~」

どうやら砂遊びが優勢のようだが、
これらの言い分を受けて、
鬼ごっこがしたい子どもは、
攻め方を変える。

「じゃあ、〇分まで砂遊びで、
それから鬼ごっこね」

しまいには、滑り台を逆走しながら、
「砂場に最後まで残った人が鬼~」という
荒業を繰り出したため、
砂遊びをしていた子どもたちも、
散り散りになって
滑り台を目指すことになった。

少し強引な気はするけれど、
めでたく鬼ごっこに持っていくことに
成功したというわけだ*1

よくよく、揉まれてほしいと母は思う。

*1:鬼ごっこをしたい子どもが一番年上だったから、上手くいったということもある。