自分にないものや昔はあったものを、すぐに得ることはむずかしい。どれだけ願っても、今ここにないものはない。
良いとか良くないとか出来るとか出来ないとか、両極にまとめるのではなく、その間にある言葉があるような気がする。
成るようにしかならない、と親世代の歳の二人から聞き、時を跨いで同じ言葉を話す二人の共通性を感じる。彼らは何かのときにそう呟いてきたのかもしれず、すべてを諦めるわけでもなく、とても期待するわけでもなく、その潔さが目に滲みる。体がしょげているときは、ないものに囚われていると気づく。
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