語る、また語る

いつもにプラスα

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名前で呼ばれたい

家族ぐるみでちょっとした
つきあいのある知人がいる。

もともと夫と彼女の夫が
学生時代からの友人で、
わたしたち夫婦二人の間では、
彼女のことを「名前にさん付け」で
呼んでいたので、そのまま踏襲してきた。

しかし、向こうはわたしを
「苗字にさん付け」で呼ぶ。

呼びやすく呼んでいただいて
いいのだけど、少しだけ、
わたしも名前で呼ばれたい欲求がある。


名前で呼ばれると、なんとなく
心理的距離が縮まったと感じるのは、
わたしだけだろうか。

10代のころに、
「何て呼べばいい?」

「〇〇(名前)でいいよ~」
「〇〇(名前の一部を
もじったあだ名)って呼んで!」

なんて話していたころが懐かしい。


そんなに呼んでほしければ、
名前で呼んでほしいと
伝えればいいのだが、そこまでして
呼んでほしいわけではない。

自分も名前で呼ぶような
親しい間柄ではない相手には、
苗字を使わせていただいている。
こうしてみると苗字とは便利なものだ。

あれ、もしかして、
知人にとってわたしは、
名前で呼ぶような親しい間柄では
ないのだろうか。

まあいいのだ。

わたしはこれからも彼女のことを
名前で呼ぶ。