たわいのないことを、
軽くて浅いつきあいの知人に話したら、
家族とするより楽しかった。
元日に子どもと行った公園で、
思いがけず知人に遭遇した。
子どもの保育園が同じで
小学校は別という間柄だ。
子どもたちが遊ぶのをを見ながら、
冬休みのことや小学校のことなどを
脈絡もなく言い合った。
1時間くらいして帰るころには、
胸がすかっとしたこと、この上ない。
わたしがその知人のことを
それなりに好きというのは大前提として、
たまにしか会わない人だからこその
新鮮味もあったのだろう。
重くてまあまあ深いつきあいの
家族が担当するのは、
わたしのどす黒い感情の方かな。
そんなに親しくない人や、
ただそこに居合わせた人とする
ただの雑談。
大いに結構なのである。