故郷の銘菓といえば、信玄餅。
「武田信玄が非常食として
戦に持って行った」ことから
広まったようです*1。
「信玄餅」って、真っ向勝負の
ネーミングですね。
覚えやすいでしょうが。
帰省のときのお土産に
よく買っていましたが、
誰かの家に呼ばれたときの
手土産にも使われていました。
手のひらサイズの容器に
やわらかいお餅が三つと、
あふれんばかりのきな粉が入っています。
容器を包んでいる
風呂敷風のフィルムを広げて、
三つのうちの一つを木の"ようじ"で
持ち上げて黒蜜を入れ、
きな粉と混ぜながら食べます*2。
とはいっても、
そのように食べたことはなく、
そのまま黒蜜をぶっかけておりました。
あふれんばかりにと書きましたが、
食べるときに、必ずきな粉がこぼれます。
何なら、黒蜜はちょっと付けるのが
好きなので、半分くらい残ります。
(あんパンの餡も少ないのが好き)
だから、もったいないと思っていました。
片づけるときもちょっと手間ですね。
あとは、生ものなので消費期限が
10日くらいなので注意です。
しかし、信玄餅は美味しいです。
食べるのに一手間、二手間かかるのも、
その手間も含めてこそ、
信玄餅を食べるということに
なるのでしょう。
すぐに食べられるのもいいけれど、
ちょっと待たされた方が
より美味しいときもありますね。
それから、信玄餅、信玄餅と
言っていますが、「信玄餅」というのは、
金精軒というメーカーの商品名です。
他に桔梗屋がつくっている、
「桔梗信玄餅」があります。
自分の周りでは、信玄餅=桔梗信玄餅で
通っていましたが、実際には違うんですね。
似てるけれど同じではないご当地銘菓が
いくつかあったり、
どっちが先かという話は、
どこにでもあるようです。
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