語る、また語る

いつもにプラスα

 本サイトのリンクから商品を購入すると、本サイトに収益の一部が還元されます。

帰結

あえて自らにストレスをかけて、
それに挑む自分が誇りだった。

そんなに躍起になっていたのは、
何者かになろうとしていたからだった。


もう身に余るストレスは必要ない。

無駄にはならない、
何だって経験にはなると、
芯から熱くなることが減った。

冷めたのか、目が醒めたのか、
現実を知ったのか、大人になったのか、
それらしいことを並べてみる。


しかし、私は、何者かになったのかも
しれないのだった。

ひねくれた見方をするならば、
"何者にもなれない者"に。

自分の内側で、静かに、
しかし小さく燃え続けている
いつかの炎を、ちょっとばかり
持て余している、と思うときがある。