語る、また語る

話したいことを書いています。

その1枚への執念と、何気ない一瞬

ブログのアイコン*1
海で撮った写真に変えたい。

なんとなく最近そんなことを
考えていて、先週の日曜日、
家族を巻き込んで海に行った。

私の住んでいるところは、
車で5分も走れば海に着く。

天気は快晴。

車から降りて海の様子を見ると、
見事な引き潮だった。

いつもは海水があって渡れないところも
砂浜になり、石がゴロゴロしていたり、
ワカメがあったり、
時間にもよるかもしれないが、
なかなか見れない光景だ。

私は波打ち際で写真を撮りたかったが、
その波打ち際までがとても遠い。

しかたなく歩くことにして、
しばらく歩いていると、
少し低くなっているところに
海水がたまり、小川のようになっていた。

足首まで浸かるくらいの深さである。

これは向こうまで渡れないなぁと
思っていると、すぐ横を長男が、
ジャブジャブと音を立てて
渡っていくではないか。

「ぬれた~」と言いながらも、
長男は楽しそうだった。

これは私もそのまま渡っちゃおうかな。
汚れていい靴を履いてきてるし。
それにここであきらめたら、
アイコンの写真が撮れなくなっちゃうし。

私は思い切ってその中に入っていった。
案の定、靴も靴下もぬれた。
砂浜に上がっても、
歩く度に靴の中の水分がギュッギュッと
絞り出されている。
サンダルでも持ってくればよかった。

靴のコンディションに加えて、
遠近の感覚も何だかおかしくなっていて、
歩いても歩いても、
波打ち際に近づけないような感じがした。

ようやく波打ち際に着いて、
iPhoneで写真をたくさん撮った。
もうしばらくこんないい天気のときは
ないかもしれないと、
いろいろ角度を変えながら、
けっこう真剣に。

隣では、靴を脱いで後から付いてきた
次男が石やら貝殻やらを
海に向かって投げて遊んでいる。

写真を撮り終え、来た道を戻る。

と突然何人かの歓声が聞こえた。

何だろうと思いあたりを見まわしたところ、
雲一つない空に一筋の飛行機雲が見えた。

今出来たばかりのような、
くっきりとした飛行機雲だった。

私はすぐに写真を何枚か撮った。

きれいな飛行機雲だった。

家に帰ってパソコンで写真をチェックする。

足をぬらしながら
苦労して撮った海の写真を見てみたが、
なんかしっくりこない。

むしろ予定外の飛行機雲の写真の方が
よくないか?

少し迷って、私はそっちをアイコンに
することに決めた。

撮ろう撮ろうという想いが
強すぎて少し力んでる写真より、
何気ない一瞬を切り取った写真の方が、
人の心を動かすのかもしれないと思った。

写真が趣味でも何でもないけれど。

ちなみに、
アイコンに選んだ飛行機雲の写真だが、
飛行機雲が小さすぎて、ほぼ見えない。
でもパキっとした青い空の色が
気に入ったのでよしとする。

*1:前のアイコンは、富士山とか南アルプスとか、雪をかぶった山を美しいと思い、そんなイメージで探したフリー画像だった。