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〈映画〉ずっと独身でいるつもり?~結婚してもさびしいのか~

自分は感覚的に結婚した感がある。

若さというか、深く考えていなかったというか。

相手が好きだから結婚する。
ただそれだけ。
結婚してから知った相手のことも、
たくさんあった。

今振り返るとかなりの賭けであり、
ちょっとした恐ろしさを感じる。

その点主人公は、
年を重なているせいもあると思うが、
結婚に対して冷静に思えた。
(最初は流れにまかせて進もうとしていたけれど)

あくまで私の意見だが、
よく聞くように、
結婚は、勢いが必要なのかもしれない。

映画の中で印象的なシーンがあった。

市川実和子さん演じる独身女性が、
「結婚したらさみしさは
消えるんじゃないのかよ~」と叫びながら、
自転車で橋を駆け抜けるシーンだ。

結婚したらさみしさは消えるものと
思っていたが、友人の心中を聞き、
その期待が覆された格好になった。
そのために、発せられた言葉だと思われる。

相手との気持ちのすれ違いからくるさびしさ。
相手に自分の気持ちをわかってもらえない
やるせなさ。
物理的に一緒に過ごしていても、
気持ちが離れているという孤独感。

自分にも思い当たる節がある。

相手に期待しすぎなければいいと
いうのは頭ではわかっている。

でも家族というだけで、
甘えが出てくるときがあるし、
それはそれでいいと思っている。


ときにはさびしさを感じながら、
相手とぶつかり、離れ、
また歩み寄り、日々は続く。

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主題歌は、にしなさんでした。
この影のある感じ、好きです。