本日21時からのテレビ朝日
ミュージックステーションに、
高橋優さんが出演される。
生放送のときは、
感情移入しすぎて、
なぜか観ている私まで緊張する。
高橋優さん、
テレビ出演のときは、
わりと明るい曲を歌われることが多いため、
さわやかなアーティストだと感じるかもしれない。
高橋優さんの曲を、
ほぼすべて聴いてきている(インディーズの作品一部を除く)
私としては、
決してさわやかなだけではない、
表現力の豊かさを持つアーティストだと
思っている。
それは、ご本人も認識されているようで、
今年2月には、
ダークな曲のみ、ほんわかした曲のみを
それぞれ集めた武道館での
弾き語りライブをおこなっている。
前置きが長くなったが、
今日は高橋優さんの表現力を
「福笑い」と「発明品」を聴くことで、
改めて考えてみようと思う。
まず、高橋優さんの代表曲ともいえる「福笑い」。
きっとこの世界の共通言語は
英語じゃなくて笑顔だと思う
前向きなメッセージを
さわやかに歌っている。
心があたたかくなるような曲だ。
明るさが全面に出ている。
それに対して、
ダークというか渋さがにじみ出るのが、
「発明品」という曲だ。
いつでもつながってる
いつでもつかまえられる
そんな便利な道具を
発明した僕らは
電波悪い苛立ち
返事返ってこない 焦り
そんな淋しい気持ちも
同時に発明したのさ
便利になったといわれる
世の中への皮肉めいたものを
歌っている。
「福笑い」を聴いた後に聴くと
わかりやすいかもしれないが、
キーが低めだ。
それに加え、
歌う声も太く絞り出すような感じ。
知らない人が聴いたら、
本当に同じ人が歌っているのか
わからないのではないかと思うくらい、
曲の雰囲気が全然違う。
この2曲を聴いただけでも、
高橋優さんの表現力の幅を感じることが
できると思う。
私個人としては、
明るく前向きな曲ももちろん好きだが、
「発明品」のようなドロドロした渋い曲も
味わい深くて好きである。
ちなみに、
「福笑い」はシングルとして発売されたが、
「発明品」はアルバム収録曲。
また、
「福笑い」はライブでよく歌われるが、
「発明品」はほぼライブではほぼやらない。
高橋優さんの渋い曲も好む私としては、
「発明品」もライブで聴いてみたいと思う。