語る、また語る

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片付けを通して自分を知る

私は、
片付けに夢中になっていたことがある。

ちょうど次男が生まれるころだった。

服、おもちゃ、絵本など、
子どものモノがどんどん増えていた。

なんだか家がごちゃごちゃしてきたので、
整理整頓された家にしたいと
漠然と思ったのであった。

まず手を付けたのが、おもちゃだった。
おもちゃは、
粉ミルクを買ったポイントでもらえる
座れるおもちゃ箱なるものに入れていたが、
フタができないほどあふれかえっていた。

不要だと思われるものは、
あらかじめ捨てたり売ったりして、
量はある程度減らした。

インターネットでいろいろ調べると、
「トミカ」、「ボール」、
「ぬいぐるみ」など種類別に分けて、
ケースに入れるという
収納方法に行きついた。

中には、子どもが片付けやすいように、
そのケースの前面に、
その中に片づけるおもちゃの
写真をラミネートして貼るなどと
いうものもあった。
(この方法は児童館などでたまに見かける)

そこでさっそく、収納用品を買いそろえた。

統一感のある収納にしたかったので、
こんな収納ボックスを何個か買った。


 
おもちゃを種類ごとに
その中に入れることにし、
収納が完成したのはよかったが、
当時3歳だった長男は、
まったく片付けができなかったので、
結局私が片付けることになった。

数回片付けてすぐに思った。

この片付け方は、面倒だ。
別に種類ごとに分けなくても、
元からやっていたように
大きめのハコなどに
全部入れた方が楽なのでは?

結局、
同じシリーズの
大きい収納ボックスを再度買い、
放り込む方式に変えた。

以前使っていた座れるおもちゃ箱を
使用してもよかったが、
この収納ボックスは下にキャスターが
つけられて掃除のときなど便利なので、
新しく買った。

 
私は煩わしいことをできれば避け、
楽をしたいと思う方だ。

だから、細かく分ける収納は
合わなかったのだった。

ただ、ざっくり放り込む収納だと、
片付けるときは楽かもしれないが、
取り出すときに探さなければならないため、
それが手間だともいえる。

私は、分ける手間>探す手間だったので、
自分にとって楽な方を選んだ。

子どもにとっても、
何も考えず、ポンポン入れるだけだから、
楽だと踏んだ。
全部出して逆に散らかるときがあったが、
おもちゃもある程度減らしてあったので、
そこは目をつぶった。

ちなみに今は、
ブロックや人生ゲームなど、
それ自体でまとまっているおもちゃは、
さすがに分類している。


このおもちゃの片付けの経験や、
その後片付けの本を読んでいく中でも
思ったことだが、
片付けの方法にもいろいろあり、
自分に合った方法を選ぶことが、
継続(片付いた部屋を維持)する
コツだということだ。

私が最優先したいことは、楽な収納だ。
何をもって"楽"とするかは、
人それぞれだと思う。
私の場合は、箱に入れるだけだったり、
そこに置くだけだったりの
細かく分けないシンプルな収納。

ちなみに私は、
子どもがいるということもあるが、
部屋が多少散らかっていても、
気にならず(気にせず)、
片付けも"だいたい"片付いていればいいと
いうスタンスである。

子どもの成長とともに、
そのあたりは変わるかもしれないし、
子ども自身で自分のモノを
管理するようになったら、
子どもに合った収納方法に
変わっていくのだろうなと思う。

ちなみに、
あのとき使われなくなった収納ボックスは、
今も使われる日が来るのを待っている。

"いつか使うかもしれない"は、
だいたい使わないで終わる予感。

今週のお題「買いそろえたもの」