手を離したのは、
つながりを絶ったのは自分なのに、
むかしの知り合いに今更会いたくなる。
どうしてこれからも、
見つめた先に彼女たちがいるものだと、
疑わなかったのだろう。
一時的に会わなくても、
どうしてどこかで会えると思ったのだろう。
自分にとって必要かそうではないかで、
人をふるいにかけてしまったからだ。
ゆるくてもつながっていることが、
財産だったのに。
損得を考えることもあるけれど、
今つながれている人たちに、
つながりを保つ少しの努力をしたいと思う。
縁をつくり、
自分でつなげていきたいときもある。