語る、また語る

いつもにプラスα

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こうやって変わる

下駄箱からスニーカーを出して一メートル下のコンクリートに落とすと、ターンと音がした。不機嫌だったこともあるが、スニーカーに対してはどうもこの調子である。

履いてなんぼの靴とはいえ、あまりに扱いが粗末すぎである。集積場でビニル袋を投げていた文章を書いたからか*1、思わず自分を顧みずにはいられなかった。

スニーカーは歩きやすさと履きやすさを考えて、選びに選んでいる重要なものだ。いつも足元を見てはうっとりしているのに、どうしたことであろうか。

液体を詰め替えるときにこぼしたり、菓子のパッケージを開けるときに中身が飛び出すことがあるような動作の粗さを持っているが、靴を出すのにテクニックも何もいらない。ただ高いところから低いところに移動させるのみである。

もう、私はスニーカーをコンクリートに叩きつけることはない。