語る、また語る

いつもにプラスα

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だからわたしは控えめに押します

意欲のない子どもに働きかけても柳に風で、でももう一押ししたら本人から何か動きがあったりもする。自分が引っ込み思案な子どもだったこともあり、あのときもう少し"強引"だったらしぶしぶ何かしていたかもしれないと思う。でもそうならなかったのだし、"強…

トモキ君は

トモキ君(仮名)は何やら厚紙を組み立て、小型の武器をつくっていた。私は三十人ほどが入る小学三年生の教室の右端、廊下からすぐ列の真ん中あたりに座っていた。隣はトモキ君だった。当時は男女が一組で机を連ねており、教科書を広げるときに相手の机にま…

自分のために気を遣う

とても気を遣われている気がしながら、そちらの家族にはあまりという感じだったので、私の方がそのあたりを補いたい気がして話を振ったりしてしまう。数人で話すときに、会話が偏っていると話していない人は話したくないのだろうか、それとも話したいのに話…

やわらかいソファーには身体がよく沈む

ラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」でご本人が、世界各国の憲法を調べて自分で憲法をつくり七年くらいかかったと話していて、忘れられないであろう話になった。今となっては、ラジオの前で待ち構えて番組を聞くことはあまりしなくなったが、かわりに時間が空い…

つくづく自分勝手であるが

つくづく自分勝手であるが、問いかけをするくらいなら放っておいてほしいという怒りがある。こちらのありさまに気を遣われると、自分がそれほど弱くなったように感じられ、かといって自分はこんなに大変だから勘弁してほしいと、弱さを盾にしようとしていた…