語る、また語る

いつもにプラスα

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何もかもに独りでぶつかるくらい若い

同僚がつらそうにしていたので、水曜日に空き地で話を聞いた。水曜日は定時退社日だった。コンビニエンスストアで飲むものを買ってきた。同僚は甘味も買っていた。別に同僚から頼まれたわけでもないが、環境を変えようにも自分にできることはやり尽くしたと…

書き言葉が定まる

自分が書きたいことを一気に書くと400字くらいになって、文章のつながりはさておき、10分でそれらしいものが出てくる。ブログを始めたころは、ああでもないこうでもないと、一文書くのに10分かかっていたり、むしろ400字も書けなかった。とにかく書いてみる…

麗しい目で物を言う

自分の三分の二くらいの身長から注がれる眼差しが、準備はいいかと問うている。球の打ち合いのようなことをしていて、彼女のターンになると決まってそうだった。そんなに見つめられたら見つめ返すけれど、こちらの目はどんな物言いをしていたのだろうか。私…

花が順に送る

冬の装いだった山に、淡い綿菓子のようなものが点々とあって、それが桜だとわかって春だと思った。若葉の色をした一体があるかと思えばしっかりとした緑もあって、その模様にしばし見入る。水仙は花をひそめ、チューリップも徐々に見納め、つつじが一つ二つ…

こうやって変わる

下駄箱からスニーカーを出して一メートル下のコンクリートに落とすと、ターンと音がした。不機嫌だったこともあるが、スニーカーに対してはどうもこの調子である。履いてなんぼの靴とはいえ、あまりに扱いが粗末すぎである。集積場でビニル袋を投げていた文…