自分でも変なこだわりだと思った。
春からの長男の小学校入学準備の一つ、
学用品の名前の記入は、
私のこだわりがつまった一つの
イベントになった。
そんなにこだわらなくてもと頭では
わかっているが、
止められないのがこだわりだ。
まず、真新しい学用品の数々を前に
いざ名前を書こうと思ったが、
普段使っている油性ペンではなく、
新しいペンで書きたくなった。
別にただ名前を書くだけだから、
普段使っているペンでもいいとは思った。
でも、学用品は新しいのだ。
それなら名前を書くペンも新しくしたい。
そう思って、
近所に新しいペンを買いに行くことにした。
次に、油性ペン1本のために、
わざわざ車で行くのもガソリン代が
もったいないと思ったので、
時間もあるし自転車で行くことにした。
最後に、どこで買うのかを考えたが、
近所に自転車で3分のコンビニと、
6分のホームセンターがあった。
私は少し遠くても、
種類が多いと思われる
ホームセンターを選んだ。
たかが、ペン一本であるが、
できるだけ多くの選択肢から
選びたいと考えたからだ。
コンビニよりホームセンターの方が、
多くの種類が置いてあると思った。
案の定、ホームセンターには、
7種類ほどのラインナップがあり、
にじみにくく、洗濯にも強いという
納得のいく一本を選ぶことができた。
さて、メインの作業である
学用品の記名について。
体操服、帽子をはじめ、袋の数々、
クレヨン、クーピー、
算数セットにいたっては、
中に入っているおはじきや
計算カードにいたるまで、
一つひとつすべてに記名しなければならない。
字を書くのは好きな方なので、
最初は楽しかった。
でも、単純な繰り返し作業、
途中からさすがに疲れてきた。
自分のメモ用なら多少雑に書いても
いいと思うが、
子どもが読めようにと
かなり丁寧に書く必要もあった。
ちなみに今ごろというのは、
「おなまえシール」という
自分の子どもの名前が印字されたものが
付属されており、
それを貼っていく作業が
全体の半分くらいを占めるので、
多少楽だとは思う。
それでも小さいものだと
1cm角ほどのサイズなので、
細かくて大変である。
作業時間トータルとしては、
4時間くらいだったと思うが、
1日2時間と続かず、結局2日かかった。
慣れない作業をしたので、
かなり消耗した。
こだわりというのは、
その人らしさがにじみ出るものだ。
私にいたっては、
細かいところにもこだわる
というのがこだわりになるのだろうか。
こだわりがないというのも、
またその人らしさであると思うが。
