語る、また語る

いつもにプラスα

路上ライブで出会った、ミクスチャー・ロックバンドJINDOU(ジンドウ)

今はどうかわからないが、
私が中高生だったころ、
夕暮れどきになると、
駅前や商店街で路上ライブを
している人を見かけることがあった。

当時、音楽にのめり込んでいたが、
路上ライブを立ち止まって
聴いたことはなかった。

聴くとしても、
少し離れたところからそっと見る
くらいだった。
歌っている方との距離が近いので、
単純に恥ずかしかったのだ。


路上出身アーティストで有名なのは、
ゆずのお二人だろうか。
私がよく聴いている高橋優さんも
札幌の路上で歌っていた。

自分が路上で目にしたアーティストが、
その後有名になっていたら、
「私、路上ライブ見たことあるし」と
少し自慢げな気持ちになりそうだ。

いや、実際に私はそのような経験があった。

JINDOU(ジンドウ)と
いうミクスチャー・ロックバンドを
ご存じだろうか。

JINDOUの曲は、
アニメ「ボボボーボ・ボーボボ」や、
遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の
オープニングだったらしく(2004年時)、
聴いたことがある方もいるかもしれない。
(ちなみに私は両方とも観たことがない)

あれは中学三年生の夏だった。
友人と4人で横浜のみなとみらいに
w-inds.の握手会に行った。
当時友人の間ではw-inds.が流行っていて、
CDについてきた握手券を手に、
みんなで一緒に行くことになったのだった。

握手会も終わり、日が落ちてくるころ、
駅まで歩いている途中だった。

目の前に、おそろいのジャージを着て、
パフォーマンスをする男性4人組がいた。

一人がエレキギターを弾き、
あとの三人が歌いながらダンスをしていた。

なんだか珍しいスタイルだと思った。
だいたいバンドだったら、
ボーカル以外はギター、ベース、ドラム、
二人組だったら、
両方ギターというイメージだったからだ。

「近くで観てみたい」と私は思ったが、
他にお客さんもいなかったし、
なんだか怖いしということで、
遠くから少しだけ観ることにした。

そのとき、パフォーマンスしていたのが、
「WILD CHALLENGER」だった。
のちにアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」の
オープニングに使用された曲だ。

www.youtube.com


実際に路上で聴いたときは、
タイトルもわからなかったが、
この一度聴いたら忘れられないイントロ。

後日ラジオを聴いていたら、
この曲が流れてきたのだった。
これは、
たしかに私が横浜で観た人たちの曲だ。
ラジオでかかるほど
有名だったのか(←失礼)と驚いた同時に、
自分がそのパフォーマンスを
生で観れたことが嬉しかった(遠目にだったけど)。

今聴いてみても、
ノリがよく、スカッとする曲だ。

JINDOUはCDを買ったりはしなかったけど、
気になる存在だった。

この曲とかも好きだった。

冬のうた

冬のうた

  • provided courtesy of iTunes


今は解散していて、
別々に音楽活動をされているようだ。

もし、今後路上ライブを
目にする機会があったら、
遠くからではなく、
しっかり近くで歌を聴きたい。

今は昔のように、
距離が近いから恥ずかしいとか
思う歳でもない。

それに前みたいに、
その曲が時を経てラジオから
流れてくることも、
もしかしたらあるかもしれないし。

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