語る、また語る

いつもにプラスα

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質問に必要なのは答えなんだけどなあ

「夏と冬どっちが好きですか?」

「さいきん暑いですよね。
 蝉も鳴き出しましたし、もう夏ですね。

   あ、冬の方が好きです」


何かを聞かれたとき、
余計なことを口走ってしまう。

ここで必要なのは、
「冬の方が好きです」だけである。

相手からしたら、
夏と冬どちらが好きかを
知りたいのだから、
さいきんの夏が暑いとか、
蝉が鳴き出したとか、
もう夏とかは、二の次なのである。

わかっていながら、
いつもはできない、もう癖なんだと思う。

気を遣ってくれているのか、
友人には言われたことはないが、
家族にはときどきつっこまれる。


あと、家族だけにやってしまうのが、
どうして聞いてきたのかを
聞き返してしまうことである。

まずは、答えてからだよなと
思いながら、反射的に「なんで?」と
発しているときがある。


「夏と冬どっちが好き?」

「なんで?」

自分がされたら、答えるだろうか。

興味があるから以外に、
深い理由なんてないだろう、日常会話だし。


これらが、仕事で発揮されると
やっかいすぎる。

「客先から連絡あった?」

「一週間前にメールして、
そのあと電話して、
また数日前に電話したんですが、
連絡ないです」

このたとえは、
かなり単純化したけれど、
前置きが長すぎて、「質問には、
YESかNOで答えるように」と
むかし先輩に注意されたことがある。

気をつけよう、自分。

でも、個人的なことで
聞かれたくない質問は、はぐらかすけど。