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音のカケラ その1~MILKRUN「嘘のない歌」~

ラジオを聴きだしたのは、
小学校5年生くらいのときだった。

何もすることがなくて
暇だと言うことが多かった私に、
「それならラジオでも聴けば?」と
母から小さいラジオを渡された。

「本でも読めば?」は響かなかったのに、
ラジオはなぜか特別だった。

それから中学生にかけて
最もラジオ熱が高かったけれど、
高校生のころも、
わりと起きてもラジオ、
寝る前もラジオを聴いていた。

katari-mata-katari.hatenablog.com


始めは、掌二つ分くらいのラジオで、
何年かしたらCDとカセットが聴ける
少し大きいものになった。

どちらも、
指先でツマミを回して電波を拾う、
アナログ式。

夜になると電波状況がよくなって、
AMラジオだと、
大阪あたりの番組が聴けたりした。
クリアに入るときもあれば、
雑音の中に音を探す日もあった。
ちなみに東京まで特急で1時間半くらいの
ところに住んでいた。

MILKRUN(ミルクラン)のラジオ番組も、
偶然つまみを回していたときに、
聞こえてきたAMラジオ放送局のものだった。

とにかくトークがおもしろくて、新鮮。
バンドのラジオ番組を聞いたことが
なかったからだろうか。

だいたいパーソナリティは一人とか二人とか。
四人でやっているのは珍しかった。

バンドだから、もちろんCDを出されていた。

ケチだった私は、
その市に二つくらいしかない
レンタルCDショップでCDを借りて、
カセットテープに録音した。

何なら、
MILKRUNが載っている雑誌を
わざわざカラーコピーして、
カセットテープに挟まっている
紙の部分に貼って自家製音源をつくった。

www.youtube.com

MILKRUNは、ボーカル以外の三人すべてが
コーラスを担当しているのが特徴だ。

この「嘘のない歌」も、
けっこう声の重なりが前面に出てきている。

今は解散してしまったけれど、
この歌、好きだったなーーー!