読んだ本について
ブログに書くことがあるが、
すべてを書いているわけではない。
自分の中で学びがあったり、
心から人に勧めたいものだけを選んでいる。
だからブログに書いた一冊の本の裏には、
ブログに取り上げられることのなかった
何冊もの本がある。
ブログも同じ構造をしていて、
書かれたことの裏に、
たくさんの書かれなかったことがある。
わたしたちには、
いろいろなことがあって、
いろいろなことを感じているけれど、
そのうち口に出して人に伝えることが一部、
文字にしてブログに書くのが一部。
のこりは自分の中にとどまっていて、
やがて忘れるかもしれない。
ブログを読み、
または読まれる関係において、
ブログはその人の一部であり全部だ。
ブログの文字の向こうには、
書かれなかった言葉が
広がっているのだと思うと、感慨深い。