一日のおわりに、
今日のよかったことを思い出すと、
前向きになれるというのは、
よく聞くはなしである。
わたしにとって、
それはとても簡単である。
なぜなら、「ごはんをおいしく
食べられた」というのが、
いつも思い出されるからだ。
「ごはんをおいしく食べられた」と
一口にいっても、朝、昼、夕と
三回もごはんを食べる機会があって、
すべておいしく食べられたのなら、
それだけでよかったことは三つ*1となる。
なんなら、おやつを加えたっていい。
(そしたら四つになる。)
ごはんがおいしく食べられるしあわせは、
おいしく食べられないときのことを
考えるとよくわかる。
心身がとても不調なときは、
ほんとうにごはんがおいしくないのだ。
食べることは楽しいことなはずなのに、
楽しくないのだ。
毎日いろいろあるけれど、
ひとまずごはんを食べて「おいしい」と
感じられるのであれば、もうしあわせだ。
しあわせのハードルを低くしたら、
もっとずっとしあわせを感じられる。
*1:朝ごはんがおいしく食べられた(一つ)、昼ごはんがおいしく食べられた(二つ)、夕ごはんがおいしく食べられた(三つ)