語る、また語る

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昔のビジネスホテルってラジオが聴けませんでしたか?

昔、宿泊先でまずしていたことは、
その部屋にラジオがあるか
確かめることだった。

今はどうか知らないが、
当時はビジネスホテルなどの
ベットにはラジオが
備え付けられており、
ボタンを押すとその土地のラジオが聴けた。

だから、
まずそのスイッチ(チューナー?)を探していた。

修学旅行先でさえ、
その土地のラジオを聴いていた記憶がある。

よくよく考えると、
この宿泊先でラジオが聴けるという環境、
当時を振り返ると、
とてもありがたいことに思えてきた。

私が宿泊先でラジオのスイッチを
探していたのは、約20年弱前のこと。

そのころ例えば、
旅先や出張の宿泊先で
音楽を聴きたくなったときはどうしたのだろう。

日々音楽に触れて過ごしていた
私のような人は、
1日でも音楽が聴けないとなると、
どうかしてしまいそうである。

CDプレイヤーやMDプレイヤー、
もしくは世に出たばかりのiPodで聴くだろうか。

持ち運びのプレイヤーは、
イヤホンで聴くイメージがあり、
部屋に音楽を流すことは難しそうだ。
(私が知らないだけで、できるかもしれないが)

耳元で音楽を聴くのも好きだが、
私はある程度の音量で、
部屋全体を音楽で満たしたいと思ってしまう。

そう考える人にぴったりなのが、
部屋に備え付けられているラジオではないか。

自分の好きな曲は聴けないかもしれないが、
ラジオから音楽が流れる音楽を
自分の部屋で聴くのと同じように
楽しむことができる。

今であれば、スマホやパソコンで聴くことに
なるだろうが、当時はスマホもないし、
ノートパソコンも今のように軽量ではなかった。

やはり、ビジネスホテルのラジオは、
音楽好き、ラジオ好きの人々にとって、
大きな役割を果たしたに違いない。

話は変わって、
今日紹介する風味堂「ナキムシのうた」は、
私が受験のために宿泊した東京のホテルで
ラジオから流れてきた曲だ。

そのときのパワープレイだった。
何泊していて、何回も聴いたので、
帰るころにはすっかり覚えていた。

泣くことにフォーカスした、
ピアノの音色がやさしい
不思議な雰囲気な曲だと思った。

受験のときの緊張感には、
このくらいの気楽な曲の方が、
合っていたのかもしれない。

併願校だったので、
受験の結果は、たぶん合格だったと
記憶している。

受験シーズンに、
ホテルのラジオでの曲との出会い、
心に残っている思い出の一つだ。

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