合唱は、小学校や中学校または高校で、
誰しも一度は経験したことがあるだろう。
校内の合唱発表会があったり、
文化祭や卒業式では必ず学年合唱や、
全校合唱がある。
たとえば「大地讃頌」など、
そういった場で歌われる合唱曲は、
わりとなじみがあるが、
合唱部が歌っている歌は
あまりイメージがわかない方もいると思う。
今日は、高校でわたしが歌った歌を
いくつか紹介したい。
中高と合唱をやってきて、
なぜ高校なのかというと、
高校で歌った曲は、
多くがクラシック的な要素が強く、
聴いていて心地よい音楽だからである。
よくオーケストラの演奏を聴きにいって、
眠気を感じて・・・というのは、
よくあることだろうが(わたしだけか?
オーケストラの方々ごめんなさい)、
合唱も同じなのだ。
わたしは、主にルネサンス期の
キリスト教の宗教歌を歌ってきた*1。
基本的にピアノの伴奏がないアカペラだ。
たぶん部活や団体で、
その選曲には個性が現れるが、
わたしたちの場合は、
指導していただいた先生が、
得意としていた分野だったというのが、
主な理由だと思う。
Ego flos campi(われは野の花)
(Jacob Clemens non Papa)
ラテン語の歌。
われは野の花というタイトルのとおり、
可憐で明るい雰囲気。
美しい高音の響きと、
各パートの掛け合いが聴きどころ。
O magnum mysterium(おお、大いなる神秘)
(Cristobal de Morales)
こちらもラテン語の歌。
イエスの命が母マリアに宿った
神秘についての歌のようである*2。
非常に繊細で、慎ましやかなハーモニーです。
Új esztendőt köszöntő(新年を祝う)
(Kodály, Zoltán)
こちらはハンガリーの歌で*3、
新しい年がやってきたという
よろこびを歌っている。
「アーメン」と終わっているので、
キリスト教の思想があると思われる。
宗教歌ではないので、
少し躍動的なところもあり、聴きやすい。
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どうだろうか、
なんというか、心が安らいで、
気持ちが穏やかになってきませんか?
寝る前に聴いてみるのも、
いいかもしれませんね。
*1:今思うと、歌の背景などまったく知らずに歌っていたので、この程度の説明になってしまい、すみません。