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ラブソングを自分に~GLAYの「BELOVED」が沁みてくる~

「あたしに会えて良かった」。

藤井風さんの新曲「grace」の歌詞だ。

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あいかわらず、ずば抜けた感性である。

自分へのラブソングのようだ。

自分に会えて良かったなんて、
思ったことあっただろうか。

わたしは、30代半ばで
自分を大切にするということを
知ったのであるから、
なかなか考えさせられる。

巷には、いろいろなラブソングがある。

明らかに恋人へ向けて歌ったものと
わかるものもあるけれど、
歌詞の受け取り方は聴き手の自由なのだから、
あなたや君を「あたし」としたって、
いいんじゃないかと思う。

「あなた」を「あたし(自分)」としたときに、
けっこう沁みる曲があった。

GLAYの「BELOVED」だ。

やがて来る それぞれの交差点を迷いの中 立ち止まるけど
それでも 人はまた歩き出す
巡り合う恋心 どんな時も自分らしく生きていくのに
あなたがそばにいてくれたら

AH 夢から覚めた これからもあなたを愛してる
夢から覚めた 今以上あなたを愛してる


おそらくこの「あなた」は、
恋人のことなんだろうけれど、
これを自分(あたし)としてみたら
どうだろう。

あなた(あたし)がそばにいてくれたら
自分らしく生きていける。

今以上あなた(あたし)を愛する。

自分らしく生きていくのには、
自分が自分の一番そばにいて、
味方でいてあげることが必要である。

結局、自分のことを
一番わかってあげられるのは
自分自身なのだから。


ところで、青年期を過ぎた人は、
こちらの歌詞も刺さるのではないでしょうか。

いつの日も さりげない暮らしの中
育んだ愛の木立 微笑みも涙も受け止めて
遠ざかる なつかしき友の声を
胸に抱いて思いを寄せた
いくつかの出逢い いくつかの別れ
くり返す日々は 続いてゆく

人生そのものが描かれているようである。

「BELOVED」をよく聴いていたのは、
10代のときだった。
あれから20年。

振り返ることのできる過去を
ずいぶんと積み重ねてきたものだ。

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