わたしの10代は、
ラジオとともにあったというくらい、
あのころはよくラジオを聴いた*1。
一日中ラジオつけっぱなし、
下手したらラジオをBGMに寝て、
DJに「おはようございます」と
起こしてもらったこともある。
そんなラジオ好きが高じて、
小学生のころに
友人と「交換テープ」なるものをつくった。
これは、ノートに文字をつづる
交換ノートの音声版で、
テープに自分の声を録音し、
次の日友人と交換するというものだった。
カセットデッキをちまちまと、
いじっていたのが懐かしい。
内容は、今日あったこととか、
たわいのないことだ。
台本もなく、ただ思いつくままに話して、
一回が5分から10分ほど。
これをインターネットで公開すれば、
今でいう音声配信ということになる。
声というのは、
自分が聞いているのと
人に聞こえているのとでは、
違うということを体験したのも、
このときだった。
数か月くらいでやめてしまったが、
今もしあのテープが残っているなら、
聴いてみたいものである。