二階の部屋にエアコンを付けた。
今は客間として使っていて、
雨の日には洗濯スペースになる部屋だ。
私の母が来たときには、
いつもその部屋に泊まってもらう。
夏は窓を開け放ち、扇風機の強力な風で
何とかしのいでいたが、
もうどうにも…ということで、
ようやく付けることにしたのだ。(遅)
メーカーを決めるにあたって重視したのは、
「カビにくさ」と「掃除のしやすさ」である。
これらは、
過去の苦いエピソードに基づいている。
リビングのエアコンは6年前に購入していて、
自動掃除機能付きのいい値段のものだった。
メーカーはSHARP。
ただ、何だかんだ言い訳をして、
手入れを怠っていた。
フィルターとダストボックス*1は、
定期的に掃除していたものの、
ルーバーなど他のパーツは、
買ってから3年間、一度も掃除しなかったのだ。
ルーバーは、
驚くほど汚れてはいなかったものの、
やはりカビていた。
もっとひどかったのが、ファンである。
ルーバーを外して中を覗き込むと、
もうカビだらけ。
分解クリーニングなどする手もあったが、
そのときは、夫が棒を突っ込んで
無理やり取り除いた*2のだった。
エアコンのカビ、恐るべし…。
それらを踏まえた上での
今回のエアコン選び。
ちなみに自動掃除機能は無しのものにした。
機能があってもなくても、
フィルターや部品の掃除は必要なので、
それならシンプルな方がいいかなと。
カタログを見たりしながら、
3つのメーカーに候補をしぼった。
今リビングで使っているSHARPと、
二階の別の部屋に付いているMITSUBISHI、
それからPanasonicだ。
驚くことに、MITSUBISHIのエアコンは、
使用頻度が低いためか、
リビングのエアコンより古いのに、
カビ一つついていなかった(見える範囲)。
これはカビに強いかもしれないと、
対象に加えた。
Panasonicは、「新ナノイーX」*3の
効果に期待を込めた。
ブログに書くにあたって、
文だけではわかりにくいと思い、
表をつくって点数をつけてみたのがこちら。
カビにくさ | 掃除しやすさ | 合計 | |
SHARP | 1 | 3 | 4 |
MITSUBISHI | 2 | 2 | 4 |
Panasonic | 3 | 1 | 4 |
↑エクセルではなくて、フリーソフトのせいか、
貼り付けてもきれいにならない…。
つくってみたものの、
どのメーカーも同じ点数になっている。
そんなはずではなかったのだが、
どれもそんなに変わらないというのが、
実際のところかもしれない。
ここで、点数について少し説明しておきたい。
点数が高いほど、カビにくく、
掃除しやすいというようになっている。
カビにくさで3点のPanasonicは、
ファンに防汚・防カビコーティングがあり、
熱交換器にホコリレスコーティングがしてある。
2点のMITSUBISHIは熱交換器に
油が付きにくくなっている。
SHARPはファンに抗菌加工のみということで1点とした。
掃除のしやすさについては、
ルーバーとパネルを外せるSHARPを3点、
パネルのみ外せるMITSUBISHIを2点、
どちらも外せないPanasonicを1点とした。
Panasonicはカビにくい工夫がしてあるため、
掃除は最小限で済む、
SHARPはカビにくい加工は少ないが、
その分掃除しやすいようにしてあるということか。
MITSUBISHIはその中間というところだろうか。
結局、カビにくさは使用環境によって、
こちらでコントロールしにくいと思うから、
できるだけ掃除ができる方が
いいということで、1週間くらい悩んだ末、
SHARPに決めた。
私はエアコンの専門家ではないので、
検討するにしても限界があるが、
最終的には自分の直感を頼りに、
あとは使ってみてというところだろう。
エアコンは、
そうそう買い替えるというものでもない。
今回の使用感を次回購入のときに
活かしたいものだ。
何やら少しマニアックな感じになった、
夏前のエアコン選びであった。
タイトルから思い出した、レミオロメン「夏前コーヒー」↓